キャラメルボックス
久し振りにキャラメルボックス。
"おじいちゃん"だというので行かねば! とチケット確保。
キャラメルはスタートダッシュで最近気合い入れなくても取れるようになっているのが個人的には有難い。でもきっと劇団的にはあまりよろしくないのだろう(汗)。
キャラメルのお芝居は今は無き新宿のシアターアプルで演り始めた頃から観ているけど、ここ数年ちょっとご無沙汰でした。
ZABADAKもそれと並行して(キャラメルを観る以前から)好きだった。
なもんだから、キャラメルのお芝居の選曲にZABADAKの音楽が使われ始めた頃はすごく驚いて、まぁ確かに世界感は合うんだよね、とか思ったりもしたもんですわ。
そして今回の演目「ブリザードミュージック」。
この作品は私、ZABADAKが音楽を担当する前の再演と、ガッツリ組んで曲を作っていた再々演の両方観たことありまして、ZABADAKが音楽をやった時のサントラCDも持ってる。
それがなんと、今回は前の再々演から13年ぶりの4回目、当然音楽はZABADAKで、というね。
いやぁ、名作だなぁ。
キャラメルのお芝居はよく観に行っていたお友達との間ではタイトルや役者さんの名前を略して話をしたりしていて、この「ブリザードミュージック」は『おじいちゃん』、「広くて素敵な宇宙じゃないか」は『おばあちゃん』という風に呼んでおりまして。
今回演目が出た時に「西川さんの『おじいちゃん』か! こりゃ久々に行くかな~」と思った小田蘭なのでありました。
ちなみに過去在籍していた上川隆也さんは、私たちの間での通称は「カミカミ」でした(笑)。
なんだか台詞噛んでるみたいで役者さんに対してはどうなのかってぇ通称だよね(汗)。
で、その今回の『おじいちゃん』。
西川さんはご病気されて以降、舞台には何度か立っていたけれど満を持しての『おじいちゃん』で主役復活!
これだけでも涙モノなのに、やっぱりこのおじいちゃんは西川さんでなくちゃだよ。
「クリスマスはジジイが頑張る日だからな」
という台詞でもう...。
うるうるきちゃってヤバかったっす。
以前も見ている再演モノって、分かっていても印象的なシーンでぶわってくる。
『ブリザードミュージック』は前述の「クリスマスはジジイが頑張る日だからな」だし、
『キレイ』ではオープニングとエンディングの曲が流れた瞬間と、最後のカミの「おかえり。よく戻ってきたね」という台詞の声音の変化。←こっちの台詞はぶわっていうよりゾクッだな。
以前の舞台を観ていても「今回のが一番いいかも」と思える作品は幸せだわ。