parco produce
いやおうなしに
Only Love Hurtsというより私としては面影ラッキーホールの方が馴染みますが、あの歌詞世界を舞台にしちゃうんだもんねぇ。
よくまぁ複数の楽曲が1つのストーリーとしてまとまるもんだわ。
しかも登場人物があんなにダメ人間ばっかり...。
それでも見ていて重苦しく感じなかったのは、楽曲のファンキーさと演出なんだろうな。
だってこれ、この脚本で真面目にお芝居やったら苦しくって観てらんないよ。
甲子園を目指していた球児が自分の彼女が暴行された仕返しに行って甲子園取消。
他のナインの人生も狂わせてしまった。
その彼女とはその後できちゃった結婚で駆け落ち同然に家を出て、子供が産まれてやっとなんとか親とも和解。
しかしその長男はもしや暴行時の子では...?という疑念が湧き、後に長女が生まれるも成人した長男はある日突然家を飛び出す。
家族で心機一転引っ越して飲食チェーン店を開いた町には甲子園を一緒に目指していた同級生がいて嫌がらせを受ける。
長女は高校で甲子園を目指す野球部のマネージャーで、部員と日替わりでヤっちゃってて。。。。
嫌がらせしていた同級生と話し合いに向かったはずのバーでは話し合いどころか暴力沙汰。
バーのホステスは実は出て行った長男が整形して性別まで変えていて、家に戻ってきてまたひと悶着。
飲食チェーンで雇ったパートの家庭も複雑。
児童虐待(男が女の連れ子を蹴り上げて死なす?女が男の連れ子をパチンコしている間に車内放置で死なす?)、現実を見つめきれずに妄想癖?
などなどなどなど、もう書ききれない!
なんだこの話!!
あの数々の楽曲を組合わせてこんなヒドイ話を作り上げて歌って踊って進んでいくのって、ほんと...。
いっそここまでくると現実味がなくてスガスガシイね。
歌の内容も内容だし、それを皆さん体当たりでもうすごかった。
更にあのドピンクのスーツを着こなす古田新太さんはさすがとしか言いようがなく。
千穐楽ではO.L.H.のメンバーが出てきてライヴ演奏もやったそうで。
それ楽しそうでいいなーっ!
そういうお楽しみがある千穐楽ってオトク♪