今日のライヴは涙なくして見られなかった。
昨日のアンコールが吉良さんと小峰さんの「遠い音楽」で、今日のスタートもお2人の「遠い音楽」だなんて、もうなんて構成なのか!と、うち震えながら始まった今日のライヴ。
斎藤ネコカルテットとのEASY GOINGも素晴らしく、セット転換中にサブステージで日比谷カタンさんの一人zabadakメドレーは、これがもう小フレーズずつ何曲やるのかってくらいだし、声を変えパターンを変え、圧倒的で感動もの。
転換終了後、向島さんが出てきてシステムトラブルの為しばし休憩とのことで待っていると、吉良さんが倒れて念のために病院へいったとの小峰さんの報告があり、それでもいける所までやっちゃおうか、と始まったゲスト多数の後半がもう...。
まさかのトラブル報告の後、動揺する客席を鼓舞するように総立ちにさせたのはゲスト最初の伊藤ヨタロウさん。
以前twitterで小峰公子さんが「ヨタロウさんにピッタリの曲」と言っていた通り、本当に胡散臭く妖しい「THE PECULIA NIGHT」で、これは本当にzabadakの曲か?! という独特の世界を一瞬で作り上げていた。
それが再開の合図。
不思議のドアを開けてあの場にいた皆を引きずり込んでしまった。
これ以上ないくらいのリスタート。
吉良さんと原マスミさんと3人でやる予定だったから譜面を共有してない...と小峰さんが突然客席に振ってみたら本当にお客さんからコード譜を表示したタブレットが出てくるとか、zabadakのファンはナニモノだ?!
さらに、それを急遽出てきてキーボードを弾く種ともこさんとギターを合わせる日比谷カタンさんに、準備が整うまでの間に宮沢賢治の朗読をして続けて歌う原マスミさん。
吉良さんが歌うはずだった「五つの橋」を、これまたいきなり「歌えるよね?歌詞は出したから」と振られて、「コードは入ってます」と応えられる日比谷カタンさんの大活躍。
あの状況の中で全体を見渡してステージの皆さんへ指示したり裏との連携をこなす難波さん。
もちろん裏であれこれ采配されていた方々!
その後のtwitter報告で吉良さんも小峰さんも無事にご帰宅とのことで、なによりです。
本当に30周年おめでとうございます!
素晴らしいバンド、素晴らしいゲストの方々。
zabadakを聴き続けていて、この2日間に立ち会えて本当によかった。
ZABADAK OFFICIAL SITE
「ZABADAK 30周年記念演奏會 @東京キネマ倶楽部」
http://www.zabadak.net/information/2015/0369_20151213_live.html
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