遺跡の国へ連れてって

メキシコ
1998年4月23日(木)〜4月2日(土)

last up date/2005.11.23

このページの壁紙とラインは、メキシコで買ってきたタイルの模様を元に、けいさんが素材化したものです。


出発前
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
JL往復航空券
(成田⇔メキシコシティ)
106,250
 去年の夏にメキシコへ行った後、やっぱりチチェン・イツァーも行きたいし、他の遺跡ももっと見たい! そういや父親のいる地域へはまったく行かなかったからその辺も行ってもみたい。
 と、周りに声をかけてひっかかって(笑)くれたのがみーちゃんでした。本当はきょうちゃんも一緒に行ければよかったんだけど、残念ながら予定が合わずに今回はみーちゃんとの2人旅。

 私たちがメキシコへ行く前、のんのんさんから
「カナダにグ●コのジャンボポッキーが売ってるんだって。それもメイプルシロップ味!」という話を聞いていた。でも周りでカナダに行く人なんていないしなー。メキシコへ行く時はバンクーバー経由だけど、外には出ないからきっと売ってないだろうしね。トランジットで出歩ける範囲にあるのは、免税店か簡単なドラッグストア的なものだったと思うし。
 出発時はそんなことはすっかり忘れていた。忘れていたのだけど・・・。


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   [01] 同行者募集!




1998年4月23日(木)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
メイプルシロッププリッツ
(カナダドル)
20.80 1,933
 トランジットの最中に見つけたよ! カナダ限定メイプルシロッププリッツ! うわーうわー。本当に売ってたよ。ってか、こんな所で売ってるなんて思わなかった。さっそく買い。みーちゃんに「今買うの? 帰りでもいいんじゃ・・・」と言われたけど、帰りにもし売ってなかったら悲しいじゃん。それに、メキシコに行ったら私の荷物ってば半分近く減るもんね。両親から頼まれたものを今回も持ち込んでいるから、それさえ渡してしまえばその隙間にプリッツ詰めて運べるもん。ここで1個買って、帰りにまたあったらもう1つ買ってみるのだ。
 という訳でお買い上げ。でもめっちゃ高っ。CND19.50(カナダドル)。日本のジャンボ商品の約2倍? 日本からの輸入になるからなのかなー。
 カナダでのトランジット時間はメイプルシロッププリッツのおかげであまり退屈せずに助かった。
 だがしかし。飛行機は成田とバンクーバーとでそれぞれ離陸時間が遅れてしまい、メキシコシティに到着した頃には約2時間の遅れとなっていた。父親が今回も空港の中まで来てくれて、飛行機を降りたところで合流。そのまま案内されて入国審査と税関だ。税関は去年失敗したからな〜。今回はちゃんとボタンを押すのだ! ・・・と、ボタンを押して私は無事に青ランプ。でも、みーちゃんの荷物に赤ランプがっ。バッグを開けさせられて、係員は緑色の魚の形のバレッタを取り出して、なんだかカチカチやっていた。珍しかったのかな。
 ホテルは去年と同じ所を取ってくれていた。お、今回の部屋はベッドルームの他にもう一部屋あるぞ。金額は同じはずだけどラッキー。
 移動疲れもあるし、夜だしってことで、顔合わせを兼ねて軽く食事をしたらさっさと寝るよー。

 さぁ、またメキシコの旅が始まった。


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   [02] メキシコのお土産?
   [03] メキシコで鶏雑炊




1998年4月24日(金)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
入場料/テオティワカン 16.00 255
 シティでの観光は、まずはやっぱり・・・の“テオティワカン”。
 独立記念塔に寄ってから向かうのだ。去年は独立記念塔の中には入らなかったんだけど、今回はしっかり入ってみましたよ。ここにいるとメキシコの車輌の多さを実感できるんだよね。片側4斜線の道路を、あっちもこっちも大量の車が押し寄せるように走ってくるんだ。特に緑色したカブトムシ型ワーゲンの多いこと。これって全部タクシーなんだよ。悪名高きリブロです。この緑色のカブト虫タクシーには乗っちゃいけない、とさんざん周りから言われるのだ。どこかに連れて行かれて身包みはがされたりとかね、多いらしいですよ。身包みはがされるだけならまだいいけど、殺されちゃったらシャレにならない。なのに街中をたっくさん走っているんだよねー、この車。まぁ、実際は明るいうちに乗る分にはまだ多少大丈夫しいけど。でも私達は乗らない。危ないと思われることは極力避けるにこしたことはないでしょう。
 独立記念塔は道路の真ん中、ロータリーになっている所に聳え立っている。その塔の下の台座部分は中に入ることができて、ここには独立の時の英雄たちの遺骨が納められている。中をぐるりと一回りして外に出て眩しい日差しをあびていると、中学生くらいの子供達が遠足状態で乗っている小型のバスがロータリーを通過していった。彼らはこちらが日本人だとまでは分からないだろうけど、珍しい東洋系がいるってことだったからかな。ロータリーを通り過ぎる時にバスの中からわいわい手を振り大騒ぎ。ついこっちも両手を挙げて答えてみると、更にバスの中は大騒ぎ(笑)。
 テオティワカンでは、今回はケツァルコアトルの神殿の向かいにある入口から入っていった。そういえば去年ここ見てないじゃん! じっくり見学しなくっちゃ。ここには先客の白シャツ+青ジャージパンツの一団がわらわらいて、彼らはもしかしたら来る時に独立記念塔のロータリーを走り抜けていったバスの子達かもしれない。彼らの後ろからついて入って、彼らが神殿の階段状のところに腰掛けて説明を聞いているその上の通路を通る。・・・って、なんかこっち見てる子が多いんですけど(汗)。その中の一人に名前を聞かれて、答えたら
「Love you!」とか言われるし(笑)。さっすがラテンの国は子供の頃からそうなのねん。テオティワカン見学中は何度もこの集団に遭遇して、お互い手を振ったりしながらの見学だ。見学の途中でも、歩いていたらなぜか突然地元の家族連れに声をかけらて小学生くらいの子供と一緒に写真を撮ったり、太陽の神殿の頂上ではみーちゃんが見知らぬおばちゃんにバンザイさせられたり(笑)。月の神殿では小学生が沢山昇っていた。そういえば今日はなんだか学生集団が多いなー。社会科見学かな?
 テオティワカンの見学が終わって、空港へ向かう前に遺跡の近くで昼食。うわー、外壁ドピンクの派手派手レストラン!
 今日は夕方の飛行機でメリダへ向かう予定なんだけど、昼食に思ったよりも時間がかかって(そりゃ、こっちは昼食が1日のメインとなる食事だから、しっかりゆっくり、が基本である)、なんとかギリギリ空港に辿りついてチェックイン手続き。この時に受取ったチケットは、1枚はちゃんと「23D」と席番号が入ってたのに、残り3つは「PPSD3」〜「PPSD5」という手書きのチケットだった。なんだこりゃ? 座席番号順に搭乗させた後、残った数人(PPSD3とか書かれたチケットを持ってる人達)はどうするのかと思ったら、係員がなんやかやと電話で連絡取った後に名前を呼ばれ、呼ばれた人が係員にチケットを渡し、返ってきた半券には「11C」とか手書きで座席番号が書かれていた。うーん、メキシコの飛行機事情って……。席番がどう空いているか分からないからなの? 席番のある人達を入れた後で、空いている席に残りの人達を一人一人埋めていくって方法だったのかなー。どういうんだ? これ。
 メキシコシティ−メリダ間は飛行機で約1時間半。私は飲み物も貰わずにひたすら爆睡状態だ。飛行機は乗ったら寝るもの(笑)。
 到着したら空港でタクシーチケットを買って、ソカロとか市内を一回りしてもらってからホテルへ向かう。明日は遺跡めぐりになるから、ホテルに併設のサンボルンスというファミレスっぽいお店で簡単に夕食にして、さっさと寝るのだ。


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   [04] 修学旅行生といっしょ
   [05] 飛行機の話5(1998)




1998年4月25日(土)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
入場料/ウシュマル 16.00 255
入場料/カバー 10.00 159
入場料/サイール 10.00 159
 ウシュマルとカバーを回ろうと出かけて行く。
 今回の旅行は小田蘭と両親、そしてみーちゃんという4人で動いているので、今日もタクシーをチャターして出かけて行きます。だから融通がきくのねん。ウシュマルまでの道のりも、いくつかの街を経由して途中で降りたりしながら向かうのだ。小さな村の鄙びた教会とかいい雰囲気♪

 そしてやっと到着したウシュマルの遺跡は他とはちょっと違う感じだ。なんたって、「魔法使いのピラミッド」と呼ばれるものは楕円錐形なのだ。これはちょっとおもしろいよ。そんでもって階段の角度が60度! 60度って、登るとめっちゃ角度がキツイ! 手すり用の鎖があるけど、これがないとヤバイって。絶対これ、登ってる最中に落ちた人とかいるんだろうな。蘭父はパスしたけど、蘭母が私やみーちゃんと一緒に登ってきたのってすごいと思うわ。さすが蘭母、血は争えないってことか(笑)。うー、それにしてもやっぱ60度って実際登るとすごい。割とサクサク登ってはいたけど、振り向いて下を見ちゃうと足が竦みそうだし、お腹の辺りがむずむずするよーっ。
 頂上を一回りしてみるけど、ここは本当に回りはジャングルに覆われているんだね。見渡しても緑の木々ばっかり。降りる時は登ってきた方向とは逆方面に下りてみよう。いろいろ装飾してあって、どうやらこっちの方が正面みたいな感じだね。
 尼僧院ではイグアナに遭遇。なんか沢山いるよ! ユカタンってイグアナ多いのかな。ガイドブックにもカンクンの遺跡にイグアナ多いって書いてあったし。イグアナを追いかけて写真を撮って(笑)、球技場やら総督の館やら大ピラミッドにも登って、後ろにも回ってみる。遺跡の裏側って面白いんだよ。表側はしっかり修理してあっても、裏側はまだ崩れかけっての多いし。そういうのがまた違う表情で良いんだよね。
 真っ昼間で日差しの強い時間帯だったからか、あまり人がいなくてゆっくり回れて大満足♪ 遺跡の真ん中で風に吹かれてぼーっとしてるなんて、なんて贅沢な時間なんだ! ちょっと暑いけどね。
 続いての遺跡はカバー。こちらはまだまだ発掘途中って感じかな。崩れてる部分多いし、でも登れる所は登るのだ! ガイドブックには一応いろいろな名前書いてあるんだけど、それがどれなのはイマイチ分からなかったなー。コズ・ポープ凱旋門はハッキリ分かるんだけどね。
 カバーの後は、運転手が近くにサイールという遺跡もあるよって言ってくれたからそこにも行くことに。某歩き方には数行の紹介しかなかったけど、旅●人ブックスにはしっかり3頁使って写真付きで紹介されてた。3層の神殿があるだけだけど(修復されてるだけ? いや、上の方半分と後ろは崩れてるんだけどね)、ここでもしっかり登ってきたぞ。やっぱり風が気持ちいいのだ。
 今日の遺跡は以上の3つで、メリダへ戻る途中に(もう夕方だけど)レストランへ入ってお昼ゴハンを食べる。だからもう16時半だってば。朝食べたっきりで遺跡めぐりはお腹空くよ〜。
 遺跡めぐりでホコリっぽくなったし、戻ってきたらとりあえず先にシャワーを浴びて、それから外へ出かけてみる。ホテル周辺だったらそこまでキケンじゃないだろう。20時くらいにホテルを出て、近くにサブウェイがあったから入ってみようと行ってみたけど閉まっていた。開いているのは8時〜20時だって? なんか閉まるの早くない? この辺だと遅くまで開けていても人が入らないのかな。しかたがないので御用達(笑)のサンボルンスでスープとコーヒー。
 いやいや。遺跡めぐりは体力使うよね。部屋に戻ったらバタンキューです。


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   [06] ウシュマル攻略法〜道なき道をススメ〜
   [07] キミの名は・・・
   [08] 街歩き 〜メリダ編〜




1998年4月26日(日)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
 朝ごはんは、昨日閉まっていたサブウェイに行ってみる。昨日入口ドアに書かれているのを見たオープン時間の8時に合わせて行ったのに閉まってるなんて…。なんで? まぁラテンだからな(笑)。←なんだかメキシコではしょっちゅうこの台詞言っている気がする。ってか、日本がキッチリすぎるんだよね。
 そんな訳で出かけて行ったけれどもサブウェイは開いていなかった。結局ホテルに戻って下の階にあった売店でサンドイッチを買って温めてもらい、朝食は部屋に戻って食べることになりましたとさ。
 今日はチェックアウトしたらそのまま空港へ行き、カンクンへ飛ぶ。今回も利用航空会社は去年ビジャエルモッサからカンクンへ飛んだ時と同じ、アエロカリベ。アエロカリベはメヒカーナの子会社で、カリブ海地域を中心に飛行機を飛ばしているのですよ。今回は去年と違って自由席じゃなかったけど(笑)。ちゃんと座席指定はされてたけど、チケットはおんなじ太陽マーク。このマークなんか愛嬌あって好きだわ〜。

 さて、ところで。
 いざカンクンに到着してみると、何かがおかしい。
 ん?
「なんで時差があるのー????」
 自分の腕時計と空港の壁に掛かっている時計と、それぞれが示している時間が違う!

 自分の腕時計:11時。
 空港の時計:12時。
 その差1時間。

 去年もカンクンには来たけど、時差なんてなかったと思うんだけどなー。当然ガイドブックにも書いていないし。えー?
 空港にある時計はどれもこれも自分の腕時計とは1時間違う時間を指している。しかたないのでとりあえず腕時計を修正して、タクシーでホテルに向かうんだけど・・・。でもなぁ、おかしいよなぁ。去年はこんなことなかったのになぁ。

 到着したのはまだまだ日の高いお昼過ぎ。荷物を解いたら、さっそくホテル内探検とホテル周辺散策へとでかけましょ。明日はこの辺を巡回しているバスでエル・レイ遺跡に行こうと思っているので、遺跡方面に向かうバス・ストップの場所を確認してからショッピングモールでお昼を食べる。
 いやはや。さすがにカンクンは欧米系が沢山やってくるリゾートだね。めちゃくちゃアメリカナイズされているよ。歩いていてもメキシコな感じが全然しないもん。英語も普通に通じるし。綺麗で便利なんだけど、なんか、なんか・・・。それに物価も他の都市に比べると高いしね。メキシコというより、ここはもう殆どアメリカだー。
 一通り回るとみーちゃんが部屋でダウン。私は水着に着替えてホテルのプール&ビーチへ。タオルを借りてプールサイドに椅子を1つキープして、海やプールに入ったけどこの時間は水が冷たいわ。水から上がると震えちゃう。それでも日向にずっといると暑いんだけど、風が強くて2時間弱できりあげちゃいました。
 シャワー浴びて洗濯して、水に入った後のけだるい感じのまま私もベッドにごろん・・・。いい気持ちでうとうとしていたのに、そんな時に限ってハウスキーピングがやってくるなんて! それも2回も!!
 でもなんか、まったり気持ちよい1日でした。


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   [09] 飛行機の話6(1998)




1998年4月27日(月)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
朝食/マクドナルド
  (マックブリトーメキシコ)
29.50 470
バス代 1回乗車 4.00 64
入場料/エル・レイ 10.00 159
屋台でジュース 6.00 96
ミネラルウォーター1本 4.80 76
昼食/パン各種 7.40 118
 今日は遺跡! エル・レイだ! 本当にこの旅行は遺跡三昧だなー。でもいいの、好きだから♪
 ということで、カンクンのホテルゾーンからバスに乗って少しの所にある「エル・レイ」という遺跡へ向かうべく部屋を出る。
 ・・・のだけど。
 あらら〜。雨降ってきちゃったじゃん。カンクンはあまり雨降らないっていうのになぁ。まぁ、少し待てば晴れるでしょ、と、部屋に戻ってしばし待つ。ん、30分くらいで晴れた!
 止んだ所でホテルの向かいにあるショッピングモール「プラザ・カラコル」へ朝ごはんを食べに行こうか。サブウェイで
「No」と言われてしまったので、マクドナルドへ。サブウェイここでもオープンが遅いのか! こないだもメリダでもサブウェイには入れなかったしなー、縁がないのかな。まぁ、朝マックなんて旅行中しか食べる機会がないので、朝マックでいいか。当然選ぶのはメキシカ〜ン♪
 腹ごしらえが終わったらいよいよ遺跡! 昨日確認したバス・ストップにやってきたバスに乗り込む。地図を確認して、ゴルフ場が見えた所で降りて歩けばいいよね、と降りてみたけどちょい降り間違った? バス・ストップ2つ分くらい歩いちゃった(汗)。乗ってた時間は10分くらいかな。
 ウシュマルに続いてここでもイグアナと戯れて(笑)、2時間くらい。遺跡を出た頃にまた雨が降り出したーっ。っても天気雨だからね、すぐ止むんだけど。タイミング良くバスがきたから乗り込んで、今度はホテルの近くで降りずにこのまま乗っていってみよう。延々30分くらい乗っていたんだけど、しばらく乗ってると道の脇がすごい水溜まりなの。そこを水飛沫あげて走るんだ。私たちは雨が降り出した時にタイミングよくバスに乗れたけど、こっちの方は結構雨降ってたんだなぁ。
 終点はカンクンのセントロ(ダウンタウン)だ。結局、バスに乗っている間に雨は止み、セントロに入った辺りで人が沢山降りたので私たちも一緒になって降りてみる。トゥルム通りをバスターミナルまで歩いて、折り返しながら脇道に入ったりしつつ露天のフレッシュジュースを買って飲んだり。最後にスーパーに入って水とパンを買ってからバスに乗ってホテルまで戻ってきたよ。パンは今日のお昼ごはん。
 お昼ごはんを食べたら・・・。やっぱカンクンだもん、ビーチでしょ♪ あとホテルのプール。プールサイドに椅子を2つ確保して、のんびり日向ぼっこしつつ海に入ったりプールに入ったり。今日ものんびりリゾートだ。


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   [10] イグアナを探せ!
   [11] 街歩き 〜カンクン編〜




1998年4月28日(火)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
 今日も贅沢リゾートするぞー。1日ビーチだ!
 昨日も一昨日も、結局ビーチ&プールにいたのは午後の遅い時間だったからなんとなく水が冷たく感じたけど、今日は丸々1日ビーチですよ。お昼もプールサイドのレストランで食べるんだよん♪ あ、そういえば朝ごはん食べなかったなぁ。午前中にフローズンマルガリータ飲んだけど(笑)。そしてお昼ごはんの時はコロナ。昼間っからアルコール摂取って、旅行に来た時の醍醐味だよね。幸せだわ〜。
 さすがにカンクンにまで来ると日本人もちらほら見かける。今日はホテルのプールサイドで2組も日本人家族を見かけたよ。
 贅沢で幸せな1日でございました・・・・(まだ終わってないって!)。
 カンクンに到着してからずっと個別行動していた小田蘭両親と、今日の夜は一緒にごはん。あ、カンクン初日の夜も一緒にごはん食べたか(笑)。プールサイドのお店でショーを見ながらバイキングの夕食です。ショーが始まるのは20:30からで、途中でみーちゃんが舞台に上げられちゃったんだよね、ぷぷ。私は上手く逃げました!w


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   [12] 初舞台の夜




1998年4月29日(水)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
ツアー代/チチェン・イツァー日本語ガイド付き(1人分US$150.00) 1267.50 20,179
夕食/100%ナチュラル
  (チップ込み2人分)
126.00 2,006
 カンクン最終日は、チチェン・イツァー
 現地ツアーに乗っかって、バスで約3時間のチチェンイツァーの遺跡へ行くのだ! いくつかのホテルでお客をピックアップして、向かうはユカタン州、マヤの遺跡。カンクンはキンタナ・ロー州なのね。んで、ここで判明。時差は今年からできたんだってさ。同乗の女性ガイドさんがそう言っておりました。キンタナ・ロー州だけ1時間の時差があるって。メキシコには本来3つの時間帯があるんだけど、メキシコシティを含む中央高原からカリブ海地域は同じ時間帯だから、今までメキシコ国内で時差のある旅ってしたことなかったんだけど、今年からなんとキンタナ・ロー州だけ1時間の時差をつけたらしい。キンタナ・ロー州は、アメリカNYと同じ時間帯なんだとか。
「なんで?」って聞いたら「どうやらNYと同じ時間帯にしたかったらしいですよ」って。ホントかっ?! 本当にそんな理由で時差つくっちゃったの? ってか、この旅行から数年たってもガイドブックではこの時差について何も触れていないんだけど、これってどうなのさ。1年限りで時差とりやめ?(笑)

 お昼前に到着して、まずはカスティージョに登る。結構大きなピラミッドだけど、ウシュマルの魔法使いのピラミッドを登ってきた私達にしてみたらなんてことないね(笑)。楽勝楽勝♪ 上に上るとチチェン・イツァーの遺跡が見渡せて気持ちいいよー。立ち入り禁止中の戦士の神殿はここからしっかり見ておかなくちゃ。修復中で立ち入り禁止なのかと思ったら、ドイツ人が上から落ちちゃったから登れなくなったんだって。そんなのそいつの不注意じゃんかー。落ちるっていうならこのカスティージョの方が高さもあるし落ちたらヤバイと思うけどな。でもまぁ、入れないものは仕方ない。
 戦士の神殿の上にもいる、生贄の心臓を置いたというチャックモール像。カスティージョの中にもそんなチャックモール像がいるのだ。こちらもしっかり下に下りてから中に入って見学して、っと。あとカスティージョでやっておくこと。北側に立って、カスティージョから少しずつ離れながら手を叩いてみよう。ある程度の距離で手をたたくと、
「ティン」って澄んだ音が聞こえてくるよ。
 他には、市場跡、ケツァルコアトルの神殿、セノーテ球戯場カラコル、と一通り回ったらあっという間に帰る時間だ。それでも3時間くらいはいたんだけどね、ここは見所が多すぎて・・・。
 カンクンへ戻る途中にお昼ごはんを食べて、ホテルに着いたらもう18時! チチェンイツァーは遠いね〜。


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   [13] 遺跡は登る為にある?
   [14] レストランはピンク色




1998年4月30日(木)
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
朝食/100%ナチュラル
  (チップ込み2人分)
103.00 1,640
入場料/国立人類学博物館 15.00 239
 4泊したカンクンともこれでお別れ。外に朝食に出かけて、部屋で準備をしてチェックアウトへ向かうと、ロビーで昨日チチェン・イツァーのガイドをしてくれたTさんがいた。今日はイスラ・ムヘーレスでイルカのショーのピックアップにきたらしい。う〜ん、毎日毎日、ガイドってハードな仕事だよね。

 今回はメヒカーナでメキシコシティまで約2時間のフライト。
 ここでまったくもう! 蘭父がやってくれましたよ。私とみーちゃんはチェックインの後は特に見るものもなかったから早々にゲート内に入って座っていたんだけど、そうしたらゲートの外から日本語で私を呼ぶ声が・・・。父親でした。ここはセキュリティチェックのゲートの外と中でラクに会話ができるくらい開放的なんだけど、外から父親が言うことには、チェックインしたチケットをなくしたらしい。
 なにやってんだーーーーっ!
 チェックインしてから立ち寄った所を係員と一緒に探してみたけど見つからなかったらしいですよ。何やってるんだよ。
「鞄の中とかは?」と一応聞いてはみたけれども、当然探したというお返事。まぁそうだよね。結局、両親の2人分はもう一度買いなおすことになったんだけど、よかったよ空席があって。
 メキシコシティへ到着すると、荷物を預けていた両親はバゲッジクレイムで荷物の受け取り。だけど荷物預けの控えは失くした方のチケットに貼られているので、荷物の確認をしてくれた係員になんやかやと言われていた。そりゃそうだ。人の荷物を持っていかれたらたまんないもんね。でも訳を話すと係員は笑って通してくれていたけど。アバウトだな〜、メキシコ。

 父親は仕事がらみで別行動。小田蘭、みーちゃん、蘭母は、荷物を車に積み込んでそのまま国立人類学博物館へ。車はいつもメキシコシティでお願いしている人なので、荷物は車の中に置いたまま見学するのだ。やっぱ、ここ広すぎるわ。今回、1階はゆっくり見れたけど2階は駆け足になったもん。
 2時間半後に出入口で父親と待ち合わせて、旅の最後はやっぱりお土産買い。お土産物を扱っている市場へ連れて行ってもらったけど、でも違うんだー! 私が来たかったのは去年行ったトコで、ここには何も見るものも買うものもないぞー。なんて所だったか名前ももう分からないけど、10分で一回りして、みーちゃんと2人で入口付近でボーッと座って待ってたわ。
 それにね、なんというか、メキシコシティに着いてから微妙に頭が痛い。
 そしてそして! 博物館で合流した蘭父から衝撃の告白。失くなったって言ってたチケットが出て来たって! おいおい〜。バッグの奥底から出てきたらしいけど、バッグの中は見たって言ってたじゃん。よく探さないからだよ、もー。

 ホテルに戻る前にスーパーへ寄ってスナック菓子やら煙草やらコーヒーやらをお土産として買う。そしたら、みーちゃんがレジで並んでいたら前にいたおじさんに不思議がられたって(笑)。
『ここに住んでるのか?』『英語は話せるのか?』『スペイン語は?』『住んでないのに、その買物の中身は何だ?』とか。ま、フツーのお土産じゃないもんねー。でもこういうの、楽しいんだけどな。
 ホテルで一息ついたら夜ごはん♪ メキシコ最後の夜ごはんは、去年行ってクロワッサンがお気に入りになったお肉屋さん(笑)。お肉屋ってかステーキがメインのレストランなんだけど、私はクロワッサンに引かれたのだ。サクサクで美味しい〜♪ 
 んでも20時でお店ガラ空きって・・・。去年は昼食で入ったんだけど、その時は16時くらいで人いっぱいいたのに。メキシコではメインの食事が昼で時間も遅めだから、夜の20時くらいにこんなレストランに入る人は少ないみたいだ。日本人の感覚からしたらちょっと不思議。
 うーうーうー・・・。でもダメだ。頭イタイ。ビール頼んで、アルゼンチン料理だという巨大餃子みたいなの(今思えばエンパナーダだったんだろう)が来た段階で、具合悪さ最高潮。吐き気までしてきてトイレ行っちゃったもん。吐きはしなかったけど食べ物の臭いがダメみたいで、スープも飲めなかった。これはもう絶対ダメ! ってことで、父親にホテルまで送ってもらって1人先に帰ることにしたわ。
 ホテルでシャワー浴びて、とりあえずベッドに入ってひと眠りする。みーちゃが帰ってきた気配で目覚めて、というかウトウトしてただけだから気付いて起き出して、持ち帰ってくれたクロワッサンを1個食べる。よかった、まだ少し頭痛いけど1個くらいなら食べられる。でも悲し〜。こんなメキシコ最後の夜って・・・。


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   [15] 飛行機の話7(1998)
   [16] 博物館で気になったこと
   [17] モクテスマの復讐の正体




1998年5月1日(金)〜2日(土) そして帰国後
明細(一部抜粋) 外貨 円貨
朝食/空港内ハンバーガー・セット 27.90 444
 一晩眠ったら、頭痛いのも直ったよ。スッキリ! やっぱ健康っていいね(笑)。
 バンクーバーでメイプルプリッツをもう1箱買って、ゴールデンウィーク真っ最中の日本へ帰国! こういう時の日本行きの便って空いているんだよね。真ん中4人掛けの1列を使って、まっすぐ横になって眠れるなんて、フルフラットシートなんてファーストクラスじゃん(笑)。


 そして帰国後。
 今回一緒に行けなかったきょうちゃんは、小田蘭と仕事場が近かったことからある日お昼ゴハンを一緒に食べてお土産を渡すことになった。お土産はテキーラのミニボトル。そして、カンクンでショーを見ながら夕食を食べた時に首からかけられた小さなカップ。これにテキーラを注いで飲んだりするんだけど、この頃私達は何も割らずにテキーラそのもので飲むことはしなかった。まだテキーラの美味しさを分かってなかったのね。なもんだからこの首からかけられるようにリボンのついたカップにも口をつけていなかったし、形が可愛いからそのままきょうちゃんへのお土産にしちゃえ、と一緒に入れておいたのですよ。
 それがいけなかった。
 いや、というよりも、そのカップがどういうもので、どうしてお土産にしたかの説明も何もせずに渡したのがいけなかった。
 会社に戻ってお土産を開けたきょうちゃんは、このカップはなんだろう…とハタと悩んで周りの人に聞いてしまったからさあ大変。以前サンディエゴ勤務だったという人まで巻き込み、はたまた見本としてカップを持って誰かが国際関係の部署にいる知合いにまで聞きに行き、結局彼らが出した結論が「やっぱりメキシコだし、テキーラグラスだ。で、メキシコ人はみんな首からこれを下げてて、道端で知り合いに会った時にはお互いポケットからテキーラを出し合って乾杯しあうのが礼儀なんだ。その時はやっぱり『おーっ! あみーごっ!!』って言うに違いない!!」って…。
 きょうちゃんの会社って・・・。


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   [18] Mexican's