2019年1月アーカイブ

去年9月に「tipsipúca+」としての新アルバムを発売したリベンジレコ発!
10月に東京でもライヴがあったけれども、その時にパーカッションのダイクマにーさんが諸事情により已む無く欠席となってしまったので4人揃ってやっとレコ発。そして西方面へ行くレコ発ツアーの初日!!
ゲストには以前キタカラ(tipsipúca+とギター違いのユニット)のライヴで対バンしたことのあるAZUMA HITOMIさん。

会場満席!
いやぁ楽しいライヴでした。
この日は3部制となり、1部は4人で、2部はアナログミニシンセを持ち込んでAZUMA HITOMIさんとの5人、3部はまた4人に戻って、というセット。

1部はまさかの新アルバムに入っている曲ではないと言って始まり、観光大使のようにツアーで訪れた北海道の美味しいものをテーマにした曲が多く、北海道に限らず美味しいものやお酒にまつわる曲は酒飲みで食いしん坊なワタクシには本当に親近感。
2部はAZUMA HITOMIさんの歌入りでアイリッシュの曲をやったりtipsipúca+の曲に歌詞を付て歌い、その歌詞が最近結婚したバイオリン&ハーディングフェーレの酒井絵美さんのことを歌っているというのがまた良きかな良きかな。
この日は新郎も客席にいたのでますますよね!
実は絵美ちゃんの旦那様を私はお世話になっている美容室繋がりで10数年前から知っていて、結婚の報告をFacebookで見た時は本当にビックリしたですよ!
終演後に10数年ぶりにそんな話もできて楽しかったなぁ。
2部の最後は新アルバムに入っている鮭の神話をシンセ入りで。更に壮大な叙事詩的な展開になっていてすごかった!
レコ発ツアーも一緒に回ることになってみたいで、これは是非ツアーで更に進化した5人で凱旋公演やってほしい~!

tipsipúca
まさか東京で大洋盛が飲めるとは!
〆張鶴のカップ酒(花)もあったよ!!

〆張鶴も大洋盛も新潟県村上市の酒蔵で、4年前に渋谷の面々と酒蔵ツアーへ行った時に知りました。
大洋盛は地元消費が殆どで県外であまり見かけることはなかったのだけど、この日お伺いしたお店の日本酒ラインナップが新潟推しで棚の中にこの銘柄を見つけた時には驚いて頼んじゃいましたよ。
燗がオススメとのことだったのでもちろん燗で♪
先日のライヴからの流れで沼にハマりに行ったら思いがけない方向にもハマってとても楽しい夜でした。
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大洋盛

〆張鶴
ヨタロウさんがゲストで歌うというので行ってきました。
JIROKICHIはよく行くビアバーの近くにあって、そのビアバーにもJIROKICHIの月間予定表フライヤーが常に置いてあるのですね。
で、私が音楽好きだというのをよく知っている店長が毎月渡してくれるのですが、その中でよくお名前をお見かけする人のバンドにゲストで出るというのは一石二鳥。
聴いてみたいと思ってたんだ~♪

ゲストは3名。
ゲストともガッツリ組んで一緒に演っててそれぞれ楽しかった。
数日前に腰をギックリやっちゃったというギターの方がMCで身振り手振りで話していたら勢い余ってピキっとヤバイことになりそうだったのには不謹慎ながらも笑いが...(笑)。
無事になんとかなってました!
終演後もさんざん周りからいじられてましたケド。
バンド名の「Lonesome Swamp Dogs」のSwampは沼地という意味で、以前住んでいたニューオリンズはゴルフ場の池に鰐がいて池ポチャした時にボールを回収しようと試みたら鰐がバシャバシャ~っとくるんだとか身振り手振りで話していたら「あ、いまの動きヤバかった...」と突然固まってしまわれまして。
腰、お大事に......
ていうか、アメリカのゴルフ場ってどうにもツッコミドコロ多いね。
以前友達が住んでいたシカゴの家はゴルフ場の敷地の中にあって窓からコースを回っている人が見えたりとかリスがベランダに遊びに来たりとかしていたし。

ヨタロウさんはカバー曲に日本語歌詞つけて一緒に歌っていたり、オリジナル曲もやり、まさかの「薔薇より赤い心臓の歌」のアレンジがああくるとは斬新でおもしろかった~。
やはり行っておくものですね。
ライヴ友達ともちょっと話をしてたんだけど、行ける時は行っておかないといつ聴けなくなるか分からないから!!
年齢的なものもいろんなこともあったりするかもしれないからさ~。
「米の歌」は結構いろんなアレンジをライヴで聴いてきたけど、「薔薇より...」があんなアレンジで聴けたなんてのは行って良かったと思うのですよ。
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中一日空いてこぶたや通い。
下北沢にある「空飛ぶこぶたや」はライヴもやる飲食店。
基本的には飲食店なので、ごはんが美味しいんですよ。
名前の通り豚肉料理で沖縄料理のメニューも多い。
好きな音楽をやるミュージシャンが多く出演しているので度々お伺いするお店です。

金曜日は熊谷太輔×泉邦宏。
ダイクマさんの参加している音楽はどれもこれも私のツボを突きまくって音楽の幅を広げてくれるパーカッショニスト。
そのダイクマさんが20代の頃よく即興ライヴを一緒にやっていた人だというので興味を持ってお伺いしてきました。
そんな泉さん。
なんでもありでサックスやホイッスルは二丁使いだったりハーモニカやギターやら足元でも何やら音の出る機械を操作して、この日は小スペース設定だったそうだけどガチでやるとシンセサイザーやパーカッションもありで要塞のように自分の周りをあらゆる楽器で取り囲んで最近は電飾まで持ち込んで自らピカピカ光っちゃうんだとか。
ミラーボールマンだという話をしていたら、その場で店内のミラボールが回るとかこぶたやさんもさすがです!
ダイクマさんと2人で即興2部制。
いや~、新たな世界を垣間見させてもらいました。
おもしろかった!!

日曜日は南国系バンドの対バン2組。
おなじみof Tropiqueと、南国ペヤング。
ペヤング......焼きそばですか?(笑)
南国ペヤングはアジア系をイメージした音楽でした。
オブトロがラテンっぽいから南国ペヤングも勝手にそっち系かと思ってた。
終始波の音がBGMに流れつつMCやって音楽演って、いい時間だったな~。
of Tropiqueは去年本とCDがセットになったアルバムを出していて、南国ペヤングも同じようなイメージのアルバムを出していたのも共通点。
哲平さん(オブトロのクラリネット他いろいろ担当)が、アルバム出したらオブトロと南国ペヤングが似てると言われたことある、と言っていたのはこういう共通項もあるんだろうなぁ。
南国ペヤングのアルバム「BAKU」は冊子もCDも手作りで、そういう所もあったかい。
of Tropiqueは編成が(というかメンバーが)少し入れ替わったみたいで、この日はクラリネット、ギター、ベース、ドラム、そしてゲストにCompact Club のcananさん。
パーカッションがドラムに変わってバンド感が増しましたね。
新曲もあってよきよき♪

空飛ぶこぶたや

泉邦宏

of Tropique

南国ペヤング
タイの日本人周りってまだこんな状態なの?
最近東南アジアには出かけてないけど、今もそうだとしたら私が東南アジアを個人旅行していた2000年前後とあまり変わっていない感じだなー。

音楽いいし自然の映像はキレイだし猥雑さもあって好みの要素は多い映画だったけど、出ている人達の演技が...しゃべりがわざとらしくて「芝居してます」感漂いまくりなのが気になって仕方なかった。
一部を除いて出演者の殆どが俳優ではないというのにこれだけ撮れるのはすごいと思う。
でも、ドキュメンタリーではなくドラマであるなら、インディーズとしてももうちょっと芝居できる人を起用した方がスムースに世界観に入り込めただろうなぁ、と思うのでした。

各所でいろんな地元の音楽が使われていて、ロックもポップスもラップもカラオケや民謡っぽいものもあり、それらがタイの風景風俗と合っていてとても好き。
特にノンカーイで地元のシャーマンのような人が語りから徐々に節がついて民謡ラップのようになっていくのがとてもいい!
ラオス発祥のモーラムって知らなかった!(下記リンク「空族と田我流が語る「バンコクナイツ」。オルタナティブな映画の作り方。」中盤に記載あり)
これと劇中音楽聴きたいがためにサントラ買おうと思うくらいに好きだわー。

東南アジアの蒸し暑い濃く重い空気感分かる。
(タイもカンボジアもベトナムもラオスも行ったことある)
音楽や映像いい。
いい台詞も随所にあるんだけど、役者というか演技で引っかかってしまうのが微妙。

バンコクナイツ

空族と田我流が語る「バンコクナイツ」。オルタナティブな映画の作り方。

『YUKIGUN』

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先月行った酒田の街中でポスターを見た。

1958年(昭和33年)に誕生したカクテル「雪国」の産みの親で今も山形県酒田市でカウンターに立つバーテンダー井山計一氏の足跡と周囲の人達、「雪国」誕生にまつわる話。

その時にそういえばケルンの近くも歩いていて、お店の看板を見ていたことにも後から気付く。
東京に戻ってUPLINKで上映されることを知り、能登の杜氏ドキュメンタリーを撮った石井かほり監督がトークショーに登壇することも知る。
これは観るならその日でしょ!
ということで行ってきました。

映画では井山さんご本人からの話はもちろん、ご家族や全国のバーテンダーや遠くから酒田までカクテル「雪国」を飲みに来る方のお話し、あの時代のキャバレーや酒田大火の話にも触れられている内容に先月酒田でキャバレー白ばらに立ち寄れたことを思い出すし、近くにいて看板も見かけていたのにケルンで飲んでこなかったことをちょっと後悔した。
エンドロールに竹の露酒造の文字を見つけて「あ!」と思っていたら、上映後のトークショーで監督が鶴岡市の方だと知って納得。

トークショーは『YUKIGUNI』の渡辺智史監督と、同じくお酒に関するドキュメンタリー『一献の系譜』の石井かほり監督。
ディープなドキュメンタリー映画トークから始まり、監督が何故タイトルを漢字ではなくローマ字で『YUKIGUNI』としたかという裏話もあり、取材時のクスっと微笑ましい井山さんのお話しももっと聞いていたくなる。
そしてやっぱり飲みたくなる。
普段はカクテル作るようなバーに行くことはないんだけど、近々どこかで飲みに行こう。

ドキュメンタリー映画は長い時間をかけてテーマや対象に寄り添うことになるし、その姿勢や敬意が滲み出る作品に出会うとほんと素晴らしいなと思う。

『YUKIGUN』

『一献の系譜』
http://ikkon-movie.com/
NY在住の日本人監督がリベリアとNYを舞台に描く移民の話。
前半はリベリア、後半はNYが舞台となり、1人の男を中心に据え淡々と状況が描かれていて特に何かが起こって展開していく訳ではなく、結局どこに行っても苦しい状況に変わりわないという一見救いのない話だけれど、映し出される映像が美しい。
撮影監督はリベリアでの撮影中にマラリアに感染して死亡されたとのことを後から知る。
リベリアでのゴム農園での作業、女たちがストライキしている旦那を愚痴りながら木を集めて運び墨が作られていくシーン、そういう作業の場面が印象に残る。

リベリアの白い血
トーク&ライブというか、ほとんどライヴ(笑)。
まつろわぬ楽曲は言うに及ばず、まさか『スカラベ』のマイマラリアのみならずデストピアまで聴けるとは!
更にバッタの「そーなのー!.......」一連の流れまで(笑)!←ここ好きだったw
『泥リア』のギドラ三姉妹が首から上そのまま(鬼だったり人形だったり海賊だったり)で歌ったり、『MICHI』のネギ持った海賊とかトリがいたり、一人ボケツッコミかましてたバッタは後半では最終形態の仮面ライダーになってたり、風煉ダンスキャラ大集合。
新年早々カオスっぷり半端ないめちゃめちゃ楽しいライヴでした!
楽しくて夢から醒めたくなくて飲み続けてた。
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私の渋谷のホーム、セルベッサジム・グループ店舗の1つで新年会。
今回の企画は干支の猪半身と来福樽酒&日本産ワイン各種!!
おでん山ほど、フォアグラ餅、日本料理の料理人によるおつまみもいくつか、更に用意された以外の持ち込み差し入れのワインや日本酒、どんどんどん!
猪はうり坊と成獣の間くらいという半身をじっくり火入れした後、表面をバーナーで炙って切り分けてもらったら最後の骨まで解体されてキレーに瞬殺。
おでんの出汁は香箱蟹・シマエビ・カツオ・和牛の混合出汁。
こんなんあったら日本酒で出汁割りするでしょ!
沢山作ったからおでんは残ったら持ち帰りで...とか言っていたはずが終わってみればお酒も料理もほぼほぼ綺麗になくなってました。
お酒もなんだかんだ参加者1人1本以上の量があったはず、そして来福の樽酒二升、更に会が終わったロスタイムに追加されたものも含めて空っぽになるとかマジですか。
みんな酒飲み!健啖家!!
新年早々胃袋満足♪
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プロフィール

小田蘭
旅と写真と音楽と食べることとetc.
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