小田蘭の今年初めての旅はドイツ。
ネット友達と昨年末から話が始まり、本格的に動き出したのは春の前。
やっと出発の日がやってきた。
さて。
今回の行き先を周りに言うと、
「なんや、普通の所やんか」
「ドイツ? なんでまた?」
等々、最近の旅先がアジアや中近東だったからか、意外だと言わんばかりの反応が返ってきた。
結局何処に行くことになっても人の意表を突いてしまうらしい。
そんなドイツの荷造りをする。
今回はワインを買って帰ってこようと思っているので、帰りのことを考えて機内持ち込みが出来るサイズのスーツケースで行くことにした。
そこに荷物を入れてみると・・・。
中身スッカスカ!
最近スポーツバッグとかで出かけて行ってたからなぁ。
自分が思っていたより荷物が少なくなっていたようだ。
続いてお金。
えーっと、今回はどんな組み合わせで持っていこうかな。
まだ小額のドルは手許にあるから・・・。
1ドルと5ドルと・・・・・・ん?
何処に行くんだ、私は。
ドイツなんだから銀行でドイツマルク買って、日本円を持っていけば向こうでも問題なく両替できるじゃないさ。
去年の旅先との違いに、自分でも方向転換出来ていなかったようである(笑)。
2週間の休み。
たくさんの抱えきれない旅の話と共に帰ってきた。
まだ整理がつかない。
落ち付いたら、まず行動を追って書き出してみよう。
企画の実行開始から関わらせてもらった某素材屋さん主催のオフ会に参加した。
1泊2日のお泊まりオフ会。西からも東からも参加者多数ですっごく楽しかったのだ!
いいよねー、こういうの。
今まで掲示板でしか話したことない人と直に会えるって。楽しかったぁぁ!!
小田蘭の最近の旅先はビザの必要な地が多い。
シリアに行くにも必要なので、さっそく申請に出かけて行った。
社内にある旅行会社で申請用紙と書き方の見本、申請に必要な諸々の注意事項のコピーを貰い、記入済みの申請書(2枚必要)を持って自分の足で大使館へLet's Go!
シリア・アラブ大使館は赤坂にある。
しかしどうして大使館というのは最寄駅から遠いのだ。
地図を片手にウロウロと歩き回れど見つからない…。
アメリカ大使館宿舎の入口警備員のお兄ちゃんに聞き、マンションや周辺道路を掃除しているおじちゃんおばちゃんに聞きまくり、防衛庁が盾(?)を持って訓練している公園の脇を通りすぎ、やっとなんとか辿り付く。
こっ、こんな奥まった所にあったのかー!
閉ざされた扉の呼び鈴を押し、ドキドキしながらビザ申請の部屋へ入ると机の上には立てかけられたパスポートが沢山(笑)。
名簿に名前を記入すると、9月下旬に同じ友人を訪ねてシリアへ行く旅仲間のお名前もしっかりあるぞ。お互い出発間近って感じがワクワクだなぁ。
1日数人の申請者がいるみたいだけれど、旅行者はまだそれほど多くないのかな? 受付けてくれた人に気遣いの言葉をかけられてしまいましたさ(笑)。
「お一人で行かれるんですか?」
「いえ、向こうで友人と合流します」
「そうですか、お気をつけていってらっしゃい」
「はい、ありがとうございます」
詳しくは後日シリアのインフォメーションページを作成するとして、簡単に。
申請は平日の9:30ー11:00、受取は翌日以降の14:00ー15:00。シングルビザは2500円、マルチビザは5000円
ダマスカスIN/OUTでヨルダンにも行こうと思っている私はマルチビザを取らなくてはならない。
これからヨルダンのビザ申請だー。
こっちはインターネットで申請書をダウンロードして大使館に郵送で申請ができるから、大変助かるのだ。
旅行のペースとその休みの取り方から周りに誤解を与えているかもしれないけれど、小田蘭の勤務先はごく普通の一般企業である。
ただ、所属する部署と上司に恵まれているので、休みがとっても取りやすい。
休暇の申請に決まった形式がある訳でもなく、いつも上司や周りの人との口頭でのやりとりだ。
「10月の第2週目と、その前後にも何日かお休み貰いたいんですけど、いいですかー?」
「おお、ええで。今回はどこや?」
「シリアです!」
「シリア?! 危険度とか大丈夫なんか?」
「大丈夫ですよー。それ言ったらメキシコだってトルコだって、場所によっては危険度出てますもん」
「まぁ、気ぃ付けて行きぃや」
「はーい。ありがとうございます」
前々から10月になったら休みを貰いたいという話はしていたけれど・・・、仕事的に一段落する時期なのだけれど・・・、シリアに行くという話もしていたけれど・・・、毎回こんなに簡単に休みが取れてしまうこの会社(というか部署)。
いい所に配属になったなぁ。