観る(ライブ・舞台・映画・等)の最近のブログ記事
ここの劇団公演は根底にあるテーマが毎回深い。
アウトブレイクだったり戸籍売買だったり、観ていてぞわぞわする。
生演奏であることも迫力で、今回は地方の三味線弾き語りの力強い唄が選曲とテーマにピタリと合って効果的で印象的。
あやめ十八番『ゲイシャパラソル(紅)』
すごかった!
ちょっ、私の語彙力どこいった!!
となるくらい情報量多くて展開早くて、休憩1回込み3時間15分を観終わった後には「すごかった!」しか出てこなかった。
いやもう、すごいわ。
15年前の初演は観ること叶わなかったのですが、これ初演時どうだったんだろう。
今作がすごかったからこそ初演も気になる。観てみたかった。
辻褄合わせの虚実が交じり、ありえないことがありえるのが板の上。
「ありえない、なんて事はありえない」
と、思わずハガレンのセリフを思い出しちゃったりなんかもして。
松尾スズキさんの舞台ってのは観た直後よりも反芻すればするほど思う所が出てきて「え、ちょっとまって。もっかい最初から観せて」となるものが多くて、今も結末を知った上でもう一回最初から通して観なおしてみたい思いがじわじわきてる。
更に観る度に違う角度で感じることが増えていって、結局ますます訳わかんなくなるけどそうやってハマっていくんだなぁ。
あと、2F席とか上の方で舞台を見下せる場所から観てみたいとも。
だってこれ、舞台上に作られた階段中段に川のように水が張られていて、普段は階段として閉じているんだけど時々一段分が左右に動いていろんな人が飛び込むわ水の中から出てくるわ...あそこどうなってるのー?!
それにしても役者も大変だけど、次々と展開繰り出される舞台を滞りなく回していく裏方の人達のすごさよ!
出演者多い上に殆どみんな複数役を掛け持ちで誰も彼も休む間もなく動いているけど、ってことはそれ以上に裏にいる人も動き回ってるってことだよね。
これは...精神的にも体力的にも身体的にも相当キツそう。
某術の過程がアラビアンだかボリウッドだかな感じで笑っちゃったり、ミュージカルばりに大人数で歌い踊る目にも耳にも楽しいシーンもあり、いろんなネタも散りばめられて所々クスリとしながら怒涛の展開。
『キレイ』とか『ゴーゴー...』とかもそうだったけど、歌い踊る曲は楽しくて耳に残る。
『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』に続いて2回目の和楽器と洋楽器の生演奏コラボは、時代劇というのもあるのか更にお芝居に馴染んでいた感じあったし『ゴーゴー...」の時は殆ど裏に居て見えなかった洋楽器演奏者も舞台脇に配置されて邦楽隊と洋楽隊がそれぞれ見えるのも嬉しい。
今回も邦楽でこの曲?!とか本格ミュージカルになったりの和洋楽器の融合素晴らし。
圧巻です。
『ニンゲン御破算』
そろそろ行かないと観れる時間帯の上映なくなっちゃう!と駆け込みで『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』を観に行き、wowowで録画していた『わたしは、ダニエル・ブレイク』を観る。
気になるものいろいろを観る時間が出来てきて嬉しい6月。
映画へのアプローチも国も違うけどテーマは同じ。
どこの国にも同じ問題はあって、救済措置は一応用意されているが実態として機能しているとは言いがたく杓子定規な行政にはじかれた人達、特に女性がやむなく最終的に陥るところはそこなのかとも。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
ビール旅atハワイの前後を観劇で挟んでその後もライヴ2つ。
旅と芝居と音楽で自由自在に世界紀行。
うん、オシゴト三昧だった数ヶ月からやっと日常に戻ってきた!
交錯するみちの平行世界からハワイに飛んで江戸へと着地しアジアとアラブ。
『MICHI』→ビール旅→『切られの与三』→滞空時間→Voice of the Nile Club
帰国翌日を1日休みにして、昼間にコクーン歌舞伎『切られの与三』、移動の合間にオープン時間と同時にHABURASHIに顔出したら月曜の17時からセルベッサ界隈の常連とカウンターでご一緒して(さすがだ!)、吉祥寺アムリタ食堂で滞空時間。
Voice of the Nile Clubには初お目見えのエジプト人歌手が加わって更に豊かな世界の広がり。
アラブ音楽以外でも活動している人達がいるのも良き。
レクの濱元さんは滞空時間の方で先に知ってたし、バイオリンの酒井さんはアイリッシュが先だったもんね。
次回は7/31(火)。
あー、踊りたくなってきた。
『切られの与三』
TAIKUH JIKANG 滞空時間
てことで(?)、遊んでます!
遊ぶターンです!!
早朝出勤7時台から14-15時間も会社にいる日々はもう飽きた!!
ちゃぷちゃぷざぶん。
先週の土曜日に昼間から開催されていた「立川いったい音楽まつり」で風煉ダンスのへんてこ路上劇『MICHI』を夕方の本編まで追いかけて、立川からその足で羽田に向かいホノルル経由のマウイ島。
到着したら荷物を持ったまま空港からタクシーで Maui Brewers Festival に直行して数日前からマウイ入りしているビール仲間と合流、フェス後も宿近くでビールを飲みつつ夕食、さらに部屋飲み、という長い5月19日を過ごし、ホノルルに移動して最終日までビール三昧です。
マウイのビアフェス楽しすぎる!
ビアフェス以降も毎日マウイ島にある2ヶ所の醸造所のどちらかに出かけては昼間から飲んだくれて、1時間くらいのんびり夕陽を眺めて、スーパーで買い物して、途中合流&途中離脱を繰り返し7→8→9→7→5→3と、ビアフェスの19日には最大9人になった仲間達も渋谷セルベッサのなおさん&りえちゃんと私の3人になり、最後は私もついに2人より一足先に帰国!
楽しかったなぁ。
なおさん&りえちゃん、今回もご一緒させてもらってありがとう!
そしてハワイで合流したビール仲間達も、帰ったらまた渋谷で~♪
期せずして今週はO.L.H.流れ。
馴染みのビアバーでの岡村トモ子ソロライヴは、GW中に飲みに行ったら声かけてもらってお店枠の申し込みで参加(笑)。
カーブ型のソプラノサックスかわいいな。
サックスとギターの2人に途中でバリトンサックスも加わって、リアルエール飲みながらの音楽ライヴって最高!
お店でライヴやる話を聞いて、チャランポやO.L.H.で知ってると言ったら大学の音楽サークルの先輩後輩なんだとか。
当日ゲスト参加したバリサクの人も以前偶然お店で会ってサークル仲間だって紹介してもらったら、ライヴ行ったことある東京中低域やvideobrotherの人だったりとかね。
今後隔月くらいでライヴもやっていきたいと言っていたし、ハンドポンプが5台もある(普通のビールタップよりハンドポンプの方が多い)お店なのでアイリッシュ系とか是非お願いしたい。
セツメロゥズとかティプシプーカ(+)とかいいんじゃないかな、と思ったので今度紹介~♪
岡村トモ子
出先で思いがけず聴き慣れた音楽に再会。
以前から時々その場所でやっていたのは知ってたけれど、この日この場所でとは全く知らずに用事を済ませて地上に出たら知っている曲が聴こえてきて、もしやと思って向かうとやっぱりEscalera al Cielo.
観ていたら演奏中に向こうもこっちに気付いて驚きの表情。
気付いて反応してくれると嬉しくなるなぁ。
最初に彼らの演奏を聴いた時も路上で偶然だったけど、同じようなことが同じユニットで再びとは。
人の入れ替わりがあってもやっぱり好きだしいい曲だ♪
Escalera al Cielo.
お世話になっている美容室TRIBEでのフラメンコ生演奏ライヴ&ヘアショーを観に。
生演奏のフラメンコライヴは何度か観たことあるけれど、ピアノフラメンコは初めて!
美容室にフラメンコ用の床張りを施して本格的なライヴと、出演者へのヘアメイク最後の仕上げを見せながら踊りへと移るヘアショーも合間に組み込んだ構成は美容室とのコラボならでは。
あっという間に仕上がっていくヘアメイクは本当に魔法のようで、これが世界のコレクションの現場で活躍していたヘアメイクアーティストなんだなぁ、とほれぼれ。
それが千葉県市川市の住宅街の中にあるこぢんまりした美容室で観れちゃう贅沢!
そんな人に何度もヘアメイクしてもらったことがあるという贅沢も実感し、間近で久し振りに観るフラメンコの迫力に圧倒され、帰りは久し振りなお店に寄って美味しいごはんを堪能してからオープン半周年祭り開催中の極小立ち飲みワインバーに寄る。
カウンターがあるお店に出向いて何かを観る時はカウンターに座りたいし、終演後もそのまま飲んでお店の人と話が弾むことがままあります。
パンクIPAが樽で繋がっていたのに驚き、カウンターの中に見覚えのある7インチジャケット(『Little Green Bag』カマタミズキとEscalera al Cielo.)を見つけて驚く。
そんな先日は、演目に魅かれて高田馬場のバー公演へ。
10名前後の客席にバーの常連でもない、演者の関係者でもない、見ず知らずの一見さんはやっぱり珍しいのか。
小劇場とかバー公演とか、規模が小さければ小さいほど客層が影響するものは大きい。
ゲッコーパレード出張公演 崎田ゆかりの夜物語『アラビアン・ナイト』
「その日の用事が済んだら、どうぞそのままお越しください。」
妄想するのはウードやサズやバイオリンなど弦楽器の生演奏と語り部に踊り子。
室礼は絨毯敷きやランプの明かりで床に座りながら。
シーシャがあってデーツやナッツやお酒に甘いシャーイやカフワがあってくつろげる。
音楽が流れ、いつしかお話が始まり、踊り子がゆるりと人々の間を揺蕩う。
そんな場に迷い込みたい。
なんなら踊り子になりたい。
『アラビアン・ナイト』