観る(ライブ・舞台・映画・等)の最近のブログ記事
映像制作集団「空族」を知ったのは、遅ればせながら今年になって『バンコクナイツ』を観た時だった。
その時はリンクしてある通り素人演技に引っかかってあまり物語の世界に入り込めなかったのだけど、音楽が良くてサントラ買って随所に入っている台詞を一緒に聴き続けていたらじわじわときて、制作ドキュメンタリーとでもいう書籍「潜行一千里」を購入し、夏に再上映されていてつい2回目を観てしまったらもう...。
なんやかやでこの作りにハマってしまったようです。
その『バンコクナイツ』を作った空族が、仏教の、しかも一宗派の映画を宗教団体の依頼によって作ったという『典座』。
『典座』公開に先駆けて空族の地元・甲府で「空族」祭りがあり、新作先行上映と過去作品の上映、更には空族に関係する方々の音楽ライヴがあると知れば、それはもう行っちゃうでしょう!
甲府空族祭り『典座』桜座先行上映
空族WEEKEND
とはいえ甲府。
上映時間帯によって日帰りできるとはいえ、タイムスケジュールと自分の予定を照らし合わせて製作ドキュメンタリーの『映画 潜行一千里』『FURUSATO2009』の2作品と『典座』と『スペシャルライブ』を観てきました。
ライヴめっちゃ盛り上がった!
右左口竹の会と曹洞宗山梨青年会の皆さんによる神楽と読経のコラボライヴは合いすぎてトリハダもの!
タイ音楽をやるMonaural mini plugの盛り上がりっぷりは子供も大人も躍らせまくる!
甲府から東京へ向かう終電時間までには終わるという触れ込みだったけれどもそんな訳はなく(笑)、無念の途中退場哀しすぎた。。。。
鞴座が東京に来るの久し振りじゃない?!
しかも先日関ジャムでおかげ様ブラザーズがちらっと映った後のタイミングで!
※鞴座にはおかげ様ブラザーズの鉄心さんと岡部さんがいます。いました(;_;)
それがトラペ座との対バンだなんて私得なんなの。
ヨーロッパの西側の音楽をベースにする鞴座、ヨーロッパの東側の音楽をベースにするトラペ座。
どちらのバンドも3人編成で、双方にバグパイプあり、アコーディオンあり、サックスあり、弦楽器あり(片やギター、片やチェロ)、あれ?3人編成じゃ...(笑)。
まずはトラペ座から。
バイオリンの種さんが抜けてからの3人編成トラペ座は初めて観ましたが、トラペ座はトラペ座でした(当たり前!)。
寂しい気もするけど音数が減った分それぞれの音がより深く響いてくる感じ。
ガイダ(ブルガリアのバグパイプ)入りの演奏聴くのも久し振りで嬉しい。
続いて鞴座。
こちらはイリアンパイプス(アイルランドのバグパイプ)で、ガイダとは相当見た目が違います。
こういう違いが見れるのもこの対バンの妙!
鉄心さんのMCに笑いが起こり、イリアンパイプスからホイッスルやサックスに持ち替えてアイリッシュの曲もやりながら基本はオリジナル。
岡部さん作曲の曲も話をされながら演奏されていてふわぁああとなる(数年前に亡くなられたのです)。
岡部さんの作る曲は優しいなぁ。
最後は全員揃って。
やっぱりこの2組最高!またやってほしい。
会場のお店に知ってる方が入っていてお話しできたし、夏はホントいろいろ行けてなかったから久し振りに会うライヴ仲間に2人も会えて、さらに嬉し楽しい夜でした。
鞴座とセツメロゥズやティプシプーカ+やキタカラの組み合わせも観てみたい、と思ったりもした夜。
楽しくなって地元に戻ってからも1軒寄り道したらそこも人が集まっていて、またまたうっかり遅くなりました。
歩いて帰れる所って怖い(笑)。
不思議な体験をした。
劇場でやるけど演劇ではなく。
映像作品ではあるけどそれだけでもなく。
これは確かに劇場空間じゃないと作れないインスタレーション。
暗闇と映像と動く複数の画面に音と光とスモークと、中にいるわたしたち。
プレイハウスで各回定員180席?増席されたといってもたぶん200席くらい...?て思っていたら舞台上が客席になるという『空中キャバレー』的なやつでした。
とはいえ祝祭的な感じではなく。
暗闇の中、人の夢の中に入り込んだような不安感。というか浮遊感。
とにかく不思議。
この感覚は体感できたからこそ。
『フィーバー・ルーム』再演
で、池袋に来たならば...と久し振りにKING RUM(ラム専門バー)へ。
今月のフルーツモヒートはパッションフルーツ!
美味しかったーん♪
そして、モヒートをいただいたグラスにチェイサーとしてサイダーを注いでもらってガイアナのラムを。
ラムの種類が多いのはもちろんだけど、このお店ではモヒート後のチェイサーも楽しみの一つです。
阿佐ヶ谷一番街の端っこChez Moi(シェ・モア)でチガジダンダ♪
「我が家(Chez Moi)」という名前の店内はフランス路地裏のような雑多で暖かい雰囲気で、そこに合う音楽が生演奏で聴けるなんて素敵☆
常設ビールがヒューガルデンというのも個人的にとても嬉しくて、実は去年教えてもらってから深夜に時々お邪魔している隠れ家的お店だったりして。
チガジダンダはカタツムリ(ハンガリー語でチガという)の地団駄、という説明からナメクジの話題を引っ張る第一部(笑)。
第二部ではボブ錦も飛び、演奏順もアンコールもその場で決めていく年の差年男2人のやりとりがなんともキュートでゆるりとしたリラックス感がよき。
「今日は神回!」と帰り際に絶賛された方がいらして、「神回」って英語でなんて言うんだろ...とアランさんに説明しあぐねる私達。「いつにも増して素晴らしい」とか?「カミカイ」の「カミ」って「God」ね、とか。
ま、そんな素晴らしいひとときでした。
Facebookでシェアされて目にした観劇後のコメントを見て思わずジタバタ。
あああー!
こういうのをね!観た後に聞きたいし話したいんだよね!!
1人だとそれできなくてつら...
まぁ観た後すぐだと上手く言葉にならないんだけど(汗)。
前半の沖縄音階は私も「ん?」と思ったし、後半「もう食べたよ」の声音にゾクリとしてふと『キレイ』ラストの地下室でケガレとカミの邂逅シーンを想起させられたのは、パズルの最後のピースがハマる感覚でトリハダだった!
なんだよもう、あの声!!
分かっちゃいたけどあれだけで持ってかれるでしょ! もー、反則!(←ていうか、それだけすごいんだ)
沖縄でやったらそれも絶対観に行くわ。
舞台美術の物量的にも風煉にしては旅公演向きだと思うし。
危なかった。
キャリーとリュックという手荷物で電車に乗ろうと一番前に立っていたら、開いたドアから降りてきたベビーカーが電車とホームの段差で前輪が隙間にはまり、声は出なかったけど咄嗟に手が出てひっくり返らず受け止め引き上げる。
昨日の夜からモヤモヤ続いてた気持ちが一瞬飛んだよ。
乗ってる子も泣かなかった。
良かった!
そんなこんなでハワイから日本到着、成田からその足で荷物を持ったまま乗り換え乗り継ぎ6時間弱の国内移動、帰りも当然乗り継ぎ乗り換え車輌トラブルによる遅れもありつつなんとかかんとか自宅帰着。
この日ここでしか観れない舞台を観に行って来ました。
ロケーションとそこに合わせた内容はまさにここならでは!
運営のあれこれは外側から単発で来た身だからか微妙に気になる部分はあったれど、まだ2年目だし外から来る人は少ないだろうし...うん。