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5月は何故かこの週末に行きたいものが集中してしまいました。
21日(木)から24日(日)まで4日連続でライヴ!
というか音楽モノ集中!

21日(木)KRYZLER & KOMPANY
22日(金)チギリホメリ with 伊藤ヨタロウ
23日(土)ルーベンのダラブッカを中心とした中東音楽生演奏&ベリーダンスショー
24日(日)午後:ルーベンの中東打楽器・ダラブッカのワークショップ
     夜:「最初の晩餐」河村博司&磯部舞子&熊谷太輔

21日のクライズラーはこちらから
23日と24日のルーベンについてはこちらから

で。
22日と24日夜のライヴですが、これまたどちらもこぢんまりとしたお店にぎゅうぎゅうの人でしたねー。
こういう小さい場所でのライブは演者がすぐ目の前にいるという臨場感がいいのですけれども、私なんかはあまり近いとひゃ~っと気後れしちゃう方なので(そんなガラだろうか(笑))席が選べても一番前ではなくちょいと後ろ目な席を選んでしまいます。

チギリホメリはアコーディオンのアランさん(Alan Patton)とバイオリンのベチコちゃん(磯部舞子)のデュオ。
どちらも伊藤ヨタロウさんのライヴの常連ミュージシャンです。
デュオ名称は「ほめちぎり」から来ているんだとか?
そこにヨタロウさんが入り、1部では2曲程、2部では殆ど歌われておりました。
この日はアランさんの誕生日ということで、「ゾロ目という言葉を覚えた」とか。
そうですか、本日でゾロ目なお年でいらっしゃいますか。
客席から花束をもらい、花束の中にアコーディオンにつけて演奏しながら時々ふっ飛ばすボブ錦(キューピーちゃんのようなお人形)を入れてご満悦なアランさん。
2部からは奄美大島でのライブを終えて帰ってきた河村博司さんも観に来ていらして、最後にケーキに蝋燭灯してステージへ登場!
そしてそのままセッション♪ というのも楽しい一幕でした。
本当に突発登場だったようで、打合せもなく「19の春」とかヨタロウさんと河村さんで一緒に歌いつつ途中で歌詞が分からなくなったりとか、お店のギターを借りたら弦が3本切れちゃったりとか。
もう本当にみなさんの宴をみているようでした。

日曜日は京王線の千歳烏山駅にある料理とお酒の美味しい和食のお店「赤錆宿」でライヴ。
メンバーは熊谷太輔さん(パーカッション)、河村博司さん(ギター・歌)、磯部舞子さん(バイオリン)のトリオ。
こちらもここ数年の伊藤ヨタロウさんのライヴでお馴染み。
ダイクマ(熊谷太輔)さんはZABADAKの吉良さんとも一緒にライヴをやったりしていて、他にも参加している音楽がどうにもわたし好みであちこちのライヴに行くようになったのです。
今回はこのメンバーに加えて美味しい料理とお酒と聞けば!
行かない訳にはいかないでしょう(笑)。
いやー、しかし到着してみると入口から一番奥のスペースにセットが組まれていて、お客さんたちはステージに向かって縦長な状態で観るという...。
しかもこういう場所って一番前は皆さん遠慮してたいてい空きがちで(笑)。
私が到着した時も店内既にわさわさ人が多かったのに一番前が空いていて、どーぞどーぞとススメられてお店のオープンからいた人達をかき分けてS席かぶりつき状態になってしまったという申し訳なさ(汗)。
す、すみません~~~~。
ライヴが始まると音楽に合わせて体が揺れちゃうもんだから、さらに後ろの人観づらくなっちゃってごめんなさい状態ですよ、ほんと(汗汗)。
こちらも2部構成で、1部と2部の休憩中に演者もお客も一緒になってお店の美味しい料理をいただくという、なんともアットホームで楽しいライヴでした。

河村さんの歌う姿はヨタロウBANDや東流会で観ていても、ここまでしっかり全編河村さんなのは初めてでした。
柔らかい雰囲気ながらもロックで心地よく、掛け合いもあり、弦の張り替えをしながらまさかの弦を巻く器具の別名当てクイズみたいなことからベチコちゃんやダイクマさんが大喜利のようになり、2部で答え合わせをするというMCも楽しいライヴでした。
(ちなみにその器具は、正式名称「ストリングワインダー」、別名「アルトベンリー」)
ベチコちゃんがコケロミン(蛙パペット型電子楽器)で歌うのはもちろん、パーカッションのダイクマさんも歌うとは!
しかもブルーハーツ!(曲はナビゲーター)
贅沢で嬉しく感無量、みたいにおっしゃっておりましたが、確かに河村さん(元ニューエスト・モデル、元ソウル・フラワー・ユニオン)のギターでブルーハーツとかレア~!
河村さんも「同世代バンドの曲をやるとかありえない」とかw
わぁ、すごいライヴに立ち会っちゃったな。

そんな訳で金曜と日曜とベチコ・バイオリンを堪能した訳ですが、やっぱり彼女はそのキャラクターも含めて愛すべき存在です。
金曜の発言もなかなか楽しく、「ヨタロウ・ガールズ」と言っていたのが秀逸で耳に残っておりまする(笑)。
確かアランさんと2人でステージにいた時に「今日はヨタロウ・ガールズもいるんだから...」とかアランさんに言っていたはず。
ベチコ語録。
まぁ私も金曜日はヨタロウさん目当てに行ったクチなので「ヨタロウ・ガールズ」なのでしょうかね(笑)。
Ruben van Rompaey(ルーベン・ファン・ロンパエイ)

23日と24日のルーベンはオランダのダラブッカ奏者の再来日ショーとワークショップに参加してきました。
実はルーベンのショーは2007年に来日した時にもショーを観に行ったのですよ。
多分、私がダラブッカを意識して観た最初かもしれない。
2007年の春には東京イフティファールというベリーダンスのお祭り的なイベントを観に行って、それも生演奏で当然ダラブッカも使われていたんだけど、その時は演奏よりもベリーダンスショーの方に意識がいっていたもんね。
ダラブッカだけを意識して聴いたのは2007年秋のルーベンなんだ、きっと。
そんな訳で2011年にも来日していたのですが、そちらは気づかず行けなかったので今回再びのルーベン!

23日がショー(Ruben van Rompaey Eastern Expressions Japan 2015)で、2007年や2011年に続いて E-chan & Milla も出演。
主催の方が1人で何役もやっていて主催者能力の高さに舌を巻くというかね。
アテンドはもちろん問い合わせやチケット采配はいうに及ばず、ショーではDJにMCから販促してダラブッカも叩いて楽しく素敵なショーに仕上げる!って凄すぎる。

24日はワークショップ2コマ。
1コマ目が中東打楽器についてのレクチャーと実践で超初心者向け。
2コマ目がダラブッカでちょっとレベルアップ。
去年エジプトでダラブッカを買ってきただけでロクに叩けもしないのに、せっかくだからと2コマとも受けてきました。
いやー、2コマ目は時々付いていけなくなる部分もあったけれど、おもしろかったな。
1コマ1時間半なんて本当にあっという間。

そして日本大好きだというルーベン氏はカタコトながらもしっかり日本語を操って話してくれました。
日本語英語な発音とかしちゃったり冗談言って笑いを取るとか、けして流暢な訳ではないのにそんなことまでこなしてくれちゃったらもう十分上級者でしょ。
ルーベンすごすぎる。
でもってお茶目だ。
ますますファンになりました。
KRYZLER & KOMPANY

去年12月、仙台旅行中に突然飛び込んできた再結成の情報から待つこと5か月。
ツアー初日にさっそく行ってまいりました。
東京(葛飾)で初日を迎え、東京(武道館)で最終日を迎えるこのツアー日程。
しかもツアー最終日が解散コンサートと同じ武道館だなんて、ニクイくらいのこのツアー構成はなんなんでしょ。

でもでも。
再結成ライヴの情報が出て最先行予約で去年の内にチケットを申し込んだのに2F席って...
チケットが届いた時にはちょいとガックリしたもんです。
そりゃ確かに抽選だとは書いてあったけれどもさー。
クライズラーのコンサートって踊るもん。
1F席の真ん中から前方くらいで熱気に包まれて一緒に踊りたいじゃん。
もしかして葉加瀬太郎ファンクラブ会員枠がそのくらいの席だったのだろうか。
とかとか残念に思いつつ。

座席についてもやっぱりちょっとステージまで遠いよなぁ、と思いながら開演を待つ。
周りはやっぱり結構年齢層高め。
そりゃあ19年も経ってるもんね。
コンサート中のMCで葉加瀬さんもアラフィフバンドとかおっしゃっておりましたし。
クライズラーの頃から来ている人、これが初クライズラーの人、と葉加瀬さんの言葉でそれぞれ拍手で応えてもらったらどうも初クライズラーの人達の方が若干多い?
うーむ、そうか。
これが19年という歳月なのか。

客電が落ちてオープニングの映像が映し出され、幕が上がって3人並んでステージにいる姿を見た時には!
八巻さんや村石さんも一緒とか!
もうもう、胸アツです!!
あの曲でステップ踏んで踊ってるのも健在で懐かしかったな。
もちろん後半は客席も一緒になって踊る踊る♪
あー、ほんと前の方の席で踊りたかった。

新譜収録の新曲はもちろん、過去曲のあれもこれもやっぱ好きだー。
ステージも映像の使い方が派手になっていてそれも楽しかった。
さらに今回は当時からのメンバーに加えてキーボードとギターが初参加の方々で、それぞれ繋がったのは解散後ということだけれどキーボードの野崎さん(Jazztronik)は当時ファンクラブに入っていた数少ない男子だったとか。
千何百人の会員のうち男子はたった6人で、そのうちの1人が野崎さんでこの再結成コンサートでキーボード参加しているとか、もうなんか時の流れを感じるね。
そんな19年前のファンクラブの人数とか男子人数まで覚えているとは、恒サマさすがの記憶力。
でもって相変わらず飄々としたその感じが好きだわぁ。

再結成でこれからのツアーを期待させる気分盛り上がるオープニングから、3人でのアコースティック編成な時間もあり、最後は客席も立ち上がらせて踊り、ステージ上でもあちらこちらに動き回る。
当時と同じようにノンストップ2時間超えの楽しい時間でした。

さっそく初日レポートが上がってました。
http://www.barks.jp/news/?id=1000115878

Myrah Kay

SAYALA

ビール仲間女子のSAYALAがゲストで歌うという情報発信をしてくれたので原宿のラ・ドンナまで行ってきました。
彼女との出会いは2-3年前の渋谷。
某ビアバーで開催された常連仲間の誕生日パーティにいて、そこでアカペラのハッピーバースデーを披露してくれたのでした。
その歌声のパワーに圧倒されて以来、きちんとライヴで歌を聴くのは初めて。
前々から聴きたいとは思っていたんだけど、予定が合わなかったり場所がクラブとかで1人で行くのはちょっと敷居がなー...だったので、今回のラ・ドンナはバッチリだったのですよ。
2日前にFacebookで情報発信された案内にピンときて、タイミングよく予定のない夜で行ったことのある場所だったのがラッキーでした。

何かを表現する人はその身を削って内側から作り出しているものだけど、それが本当に分かるステージだった。
愛されるのもいいけど、愛するのは切ないけど、愛しましょう!
って、ひしひしと伝わってきた。

パワフルでハートフルで愛溢れる素敵なステージ!
辛いことも悲しいこともステージのこっち側で引き受けるから、笑顔になって帰っていって。
そう言える人の強さ。
でも実は強く見える人ほど背中にSOSを隠してる。
前半のマイラさんの話と歌とそれに続くSAYALAの歌は、なんだかこの所ぐるぐるしていた自分の想いとシンクロして聴いていて泣いちゃったよ。

強く見える人は、強く見せている。
飄々として見える人は、飄々とするようにしているのだ。
放っておかれて大丈夫な人などいない。
ポジなのはネガの裏返し。
反動形成。
だから、声をかける。
声をかけたい。
声をかけて。 

パワフルでハートフルで愛溢れるマイラさんのステージはゲスト、飛び入り、客席も素敵な人達が集まっていて、お弟子さん達とのコーラスやYANO BROTHERS、ブラインドサッカー日本代表選手、東ちづるさん、着物デザイナーや脚本家etc...
情報発信してくれたSAYALA!
ありがとう。

やっぱり自分の感覚に正直になることは大事だな。
なんだかもうただ意地になっているだけなんじゃなかろうかと思うことがあっても、それでも自分の内側から湧く感覚のままにいきたい。
ままならないことも多いけど。
第二回東京国際バリトンサックス・フェスティバル
東京中低域

ライヴは初めましての「東京中低域」。
いやぁ、カッコよかった!
CDだけなら1stアルバムから3枚目のカバーアルバムまで持っているのよ。
それこそもう14~15年前のこと。
って考えると長いね!
その後は暫くブランクあって聴いていなくて、気づいたらパリコレの音楽やロンドンのジャズフェスなんかにも出ているじゃないですか。
結構な驚きでした。

去年後半くらいからライヴ行きたいなー...と思いつつも日程が合わなくてなかなか行けなくて、今回やっとの吉祥寺。
最初は2人から始まった今回のステージ。
続いて全員出てきて、ステージにあの大きなバリトンサックスを持った人たちが10人以上も並ぶと迫力だね。
コードもマイクも付いていないからフロアに降りてきての演奏もありってのが楽しいなぁ。
開演時間ギリギリくらいに到着したのだけれど、たまたま空いていた通路側の席に座ったらフロアでの演奏時に真横に来られて耳元で低音が鳴り響くのとか心地よかったよ。
リズムに合わせて体が揺れちゃうってば。

バリサクフェス。
ってことで、3バンドの演奏があったのですけれど。
東京中低域に続いての演奏は、中低域リーダー水谷さんの3ピースバンド「トリコミ」。
水谷さんはバリトンサックスをギターに持ち替えてヴォーカルもとります。
そこに東京中低域も参加しての演奏がまた!
そしてゲストに戸川純さん。
ライヴでお見かけするのはほんっと久し振りでした。

ここまでは連続したステージで、休憩を挟んで最後は「渋谷毅オーケストラ」。
渋い!
アンコールは渋谷さんのピアノに戸川純さん、トリコミと東京中低域での演奏というこれまた豪華な...。
いいライヴでございました。

帰りに物販で持っていなかった最近のCDを購入して帰路へ。
SCARLET LABEL 第2弾公演/第25回下北沢演劇祭参加作品
『うさぎとシーラカンス。』

わたしは。
半分「ましろ」で、半分「よしなが」だ。

胸に何かが詰まって、涙をこらえる時のような苦しさが残る。
詰まっているのは何かの種で、ゆっくりと発芽してわたしの体に根を張っていく。

大切な人にハグしてもらいたい。
よしよしと頭を撫でて、背中を優しくぽんぽんと叩いてもらいたい。
それが叶わぬものならば、このまま毛布にくるまって眠りに落ちてしまいたい。

これが初見で観終わった直後の感想。

確かに後を引くお芝居だった。

W主演の1人で「よしなが」というおじさんを演じていたのは伊藤ヨタロウさんだ。
彼の人の佇まいは雰囲気があって、それが胡散臭いカミサマ(@キレイ)でも、今回のようなおじさんでも、舞台上にいるだけでその役の人となりを感じさせて引き込まれていく。
それにしても。
どうして彼の人が出る舞台というのは、こんなにも感情が揺さぶられるんだろう。

本業はミュージシャン...とは言っても役者歴ももう長く、役者としても唯一無二の存在感だ。
大舞台から小劇場まで、人ならぬカミからヤクの売人のこともあれば今回のような普通のおじさんまで。
ミュージシャンであり、舞台音楽作曲家であり、音楽監督、プロデューサーであり、役者であり、小説も書けば絵も描ける。
ヨタロウさんとその周りにいる人を見ていると、本業ってなんだろうなと思う。
本業とか副業とか、そんなことで分けるのは無意味だと。
やりたいことをやっている。
それがその人そのものだ。

今回この舞台を観に行ったのはもちろんヨタロウさんが主演を務めるというからだったけれど、まさかここまで芝居自体にどっぷり浸かるとは思わなかった。

12月の情報公開時から出ていたキャッチコピーがこれ(↓)
  「ねぇ、おじさん。結婚する前に一度抱いてみる?」
  親子として育ててくれたおじさんと、わたしの恋の物語。

これ、最初は「おじさん」と「わたし」の恋物語なのかと思ったけれど、句読点の入り方が重要だったのだと観劇してからしみじみ思う。
「おじさん」の恋と、「わたし」の恋。
そして、「おじさん」と「わたし」の、それを恋と呼んでいいのかも分からない切ない思い。
うん、秀逸だ。

惚れた女の、自分の子ではない娘を引き取って育てているおじさんと、その娘それぞれの恋愛模様と心の内。
かつて惚れた娘の母親「みゆき」への「よしなが」の想い。
どんどん「みゆき」に似てくる「ましろ」に対する「よしなが」の想い。
「みゆき」の「よしなが」への想い。
「ましろ」が両親へ抱く想いと「よしなが」へ向ける想い。
それらが交差していく後半は観ていて胸が苦しくなってくる。

「ましろ」は小説を書く。
 「いま悩んでいることを書くことで整理していく」
というようなことを言うシーンがあるのだけれど、「うさぎ」と「シーラカンス」に擬えて書くweb小説『ミエナイウサギ』はまさに「ましろ」と「よしなが」のことであり、そこに登場する「オスのうさぎ」は婚約者「かたせ」のことだ。
それを読む「よしなが」の営む古書店で働くパートの「ときこ」、「かたせ」の妹「のんのん」、そして「よしなが」。
興味もなく読むことをしない婚約者「かたせ」。

あぁ、それにしても。
ほんにオンナというのは業が深い。
母娘で同じ男に同じ仕打ち。
 「ねぇ、よしながくん。一度抱いてみない?」
 「ねぇ、おじさん。結婚する前に一度抱いてみる?」

惚れた女に「一番信頼している人」と言われて他の男との子供を託され、好きだった女にどんどん似てくる娘のように育てた女「ましろ」。
「よしなが」が"だった"と過去形で語った一節は、惚れた女の面影を残す娘に今は心惹かれていることの無意識の言葉選びだったのだろうか。
「ましろ」に「みゆき」を重ねて見ているのだろうか。
飼っているうさぎを「ましろ」を呼び、避妊手術をした病院に迎えに来た2人を動物病院の医師「みなみの」は友人の「かたせ」に2人は男と女の雰囲気に見えたと言った。
親子のような関係の、血の繋がらない男と女。

男の弱さといじらしさ。
自分の想いを内に隠して見守る切ない優しさ。
そして、寂しい女の激しい胸の内。

いかにも女性が書いた脚本だと思った。
目新しい設定ではないけれど、これは本だけで読んでいたらもっとキツイかもしれない。
プロデューサーと演出が男の人なのが多少中和されてよかったのかもしれないな。
いや、それとも逆にキツイ部分が余計露わになったのか。

「ましろ」は世の男性の夢なんだろうか。
自分好みに育ったかわいい娘に「抱いてみる?」と言われてみたいんだろうか。←『源氏物語』?(笑)
年の離れた若くて綺麗な女の子にエプロン姿で帰宅を迎えてもらいたいんだろうか。
しかし「かたせ」は「ましろ」の書く小説に興味はない。

「よしなが」というおじさん像は女子の願望なんだろうか。
見返りを求めずいつも静かに見守ってくれて、間違った時も頭ごなしではなく優しく諭してくれる。
絶対に裏切らず、無茶なことを言っても最終的にはハグして背中を撫でて頭をぽんぽんとしてくれる。
なんて都合のいいおじさん像なんだ!
あぁもう、そうならざるを得なかったおじさんを思うと切なくて涙が出てくるよ。
そしてそれを受け入れてしまうおじさんの弱さといじらしさ。
母娘で同じ事を言われて、思わず吐露するやるせなさ。
わたしは、そんなおじさんをこそハグして抱きしめて癒してあげたい。
それはわたしがオンナであるからだろうか。

最後の結婚式のシーンは、洋装が「ましろ」と「かたせ」で、和装が「うさぎ」と「シーラカンス」で、それを静かに見守るおじさんがなおさら切ない。
また上手くオンナゴコロを掴む脚本と演出だと。

ヨタロウさんの佇まいと表情と動きは、もう本当に優しいけど孤独な哀しさを漂わせるおじさんにしか見えなくて。
これがこの間まで胡散臭いカミサマを1ヶ月半も演っていた同じ人かと!
W主演の秋山莉奈さんはグラビアアイドル出身ということだけれど、こちらもどうしてどうして演技巧者でした。
最後の迫力ある独白にはぐいぐい引き込まれていき、女として共感できない部分も多い役柄だけど、一部ではひどく共感してしまう部分もあり。
ポップでキャッチーなフライヤーとは違って胸にずしんとくる舞台でした。

どんどん苦しくなりながらそんなことを思って観つつも、少し落ち着いてくるといろんな所に目もいくもので。

舞台美術の善永古書店の設えがいい。
古書店の引き戸の扉に書かれている「善永古書店」のフォントが好きだ。
扉の内側のカーテンの使い方もいい。
そして舞台セットとして本棚を左右から閉じると現れる「ましろ」の書く小説中の単語の数々。
その壁が取り払われると「ましろ」を捉える格子の囲いが残る。

「善永古書店」の扉に当る照明がうっとりするほど綺麗だった。

オープニングで「うさぎ」と「ましろ」が顔を見合わせると同時にかかる音楽から始まる演出もいい。
音楽自体は全編昭和歌謡というのはちょっと行きすぎのような気もしたけれど、そこまで徹底しているのもまた世界観としてアリなのかも。

そして90分の舞台なのに登場人物は皆さんそれぞれに衣装替え。
主人公2人はもちろん、小説の中の登場人物を演じる人は2役で衣装を変えて現実での役もある。
ヨタロウファンとしての目線は当然ヨタロウさんで...(笑)。
冒頭のインバネス姿にキタコレ!とドキドキして、古書店主の眼鏡にヤラレ、パジャマ姿に萌え、最後は花嫁の父としての正装という、手を変え品を変えの4着それぞれがオイシイ。
インバネス姿はもっとじっくり見たかったわぁ。


で、お芝居についてこんな感じでヤラレまくっておりましたが、その他周辺関係で思うトコロは次に畳んで書いておきます。
parco produce
いやおうなしに

Only Love Hurtsというより私としては面影ラッキーホールの方が馴染みますが、あの歌詞世界を舞台にしちゃうんだもんねぇ。
よくまぁ複数の楽曲が1つのストーリーとしてまとまるもんだわ。
しかも登場人物があんなにダメ人間ばっかり...。
それでも見ていて重苦しく感じなかったのは、楽曲のファンキーさと演出なんだろうな。

だってこれ、この脚本で真面目にお芝居やったら苦しくって観てらんないよ。
甲子園を目指していた球児が自分の彼女が暴行された仕返しに行って甲子園取消。
他のナインの人生も狂わせてしまった。
その彼女とはその後できちゃった結婚で駆け落ち同然に家を出て、子供が産まれてやっとなんとか親とも和解。
しかしその長男はもしや暴行時の子では...?という疑念が湧き、後に長女が生まれるも成人した長男はある日突然家を飛び出す。
家族で心機一転引っ越して飲食チェーン店を開いた町には甲子園を一緒に目指していた同級生がいて嫌がらせを受ける。
長女は高校で甲子園を目指す野球部のマネージャーで、部員と日替わりでヤっちゃってて。。。。
嫌がらせしていた同級生と話し合いに向かったはずのバーでは話し合いどころか暴力沙汰。
バーのホステスは実は出て行った長男が整形して性別まで変えていて、家に戻ってきてまたひと悶着。
飲食チェーンで雇ったパートの家庭も複雑。
児童虐待(男が女の連れ子を蹴り上げて死なす?女が男の連れ子をパチンコしている間に車内放置で死なす?)、現実を見つめきれずに妄想癖?

などなどなどなど、もう書ききれない!
なんだこの話!!
あの数々の楽曲を組合わせてこんなヒドイ話を作り上げて歌って踊って進んでいくのって、ほんと...。
いっそここまでくると現実味がなくてスガスガシイね。
歌の内容も内容だし、それを皆さん体当たりでもうすごかった。
更にあのドピンクのスーツを着こなす古田新太さんはさすがとしか言いようがなく。

千穐楽ではO.L.H.のメンバーが出てきてライヴ演奏もやったそうで。
それ楽しそうでいいなーっ!
そういうお楽しみがある千穐楽ってオトク♪
オトコンテ2015
~キレイな作戦会議ツアー~ もしくは ~ハレ・ケ・ケガレレツアー~

あー、また貼れるリンクがない。。。
しかもこれ、ツアータイトルやライヴタイトルが告知媒体によって違ったりして「どっち?」と思ったりもして。
どっちも正解らしいですが、『キレイ』初日と同時告知(しかも物販コーナーにひっそり置かれたフライヤーが初告知?)でバタバタしていたんだろうなぁ、きっと。とか思ってしまうのでした。
本当にご自身のことは情報が知る人のみ知るみたいになっちゃってて、もったいないというかなんというか。
まぁその辺りがマニア心をくすぐるんですかね? それを狙ってるんですかね?(笑)←いや、笑いごっちゃない。

金曜日なので早上がり曜日の小田蘭としては、周年イベントやってるいつもの渋谷のお店ででビールをひっかけてから吉祥寺に移動。
それでも開場時間に間に合ってしまうのが早上がりの(早上がり出来る状況になった最近のオシゴト状況の)有難いトコロです。
いやね、今回のチケットは年末にここの会場で別なライヴを観に来た時に買ったのですが、そしたらチケット番号がヒトケタだったし、『キレイ』を一緒に観に行った人に声かけたけど無反応だったから結局1人で行くことになったし、だったらここのカウンターに座ってみたいと思って開場時間に合わせて行っちゃいました。
開場時間ほぼピッタリに到着すると既に何名か並んでいる方々がいて、階段を下りて会場売りのチケットを持っている人が並んでいる辺りに行くとリハの音が漏れ聞こえてる。
うわー、こんなギリギリまでやってるんだ。
ということで当然開場時間もちょいと押しまして、無事にお目当てのカウンター席に座れて待つこと約1時間。

薄暗く静かに張りつめた空気感の中、今堀さんのギターからファスビンダー『ゴミ、都市そして死』の劇中歌(そんなことで世界は滅びやしない)で始まる構成は本当にゾクゾクする。
1月末にヨタロウBANDを観てから2週間でオトコンテ。
バンド編成と2人編成でどちらもヴォーカルはヨタロウさんですが、魅せてくれるカラーが違ってどちらも魅力的。
言うなればヨタロウBANDはワクワクするし、オトコンテはゾクゾクする。

「アルルカン急行」とか「Jeune Fille」とか「錦絵の都」とか「Cruel Moment」とかとか、ギターと歌だけで聴くとその曲の凄さに改めてヤラレてしまうものが多くてホントどうしようかと。
このユニットは素晴らしすぎる。

さて。
今回はツアータイトルにもあるように、『キレイ』特集ということで、1/25(日)東流会のヨタロウBANDよりも更に『キレイ』色強めでした。
『キレイ』ではアンサンブルとして出演していた皆本麻帆さんをゲストに迎え、ツアーも一緒に回るとか。
『キレイ』音楽監督の門司肇さんは吉祥寺だけなのかな?
皆本麻帆さんは、『キレイ』曲だけではなくメトロファルスの曲にもコーラスで参加されたり一緒に歌ったりされてました。
ヨタロウさんが引っ込んで1人だけで「謙遜したよ」「キレイ」を歌うコーナーもあり、ヨタロウさんと一緒にデュエットで「ここにいないあなたが好き」を歌ったり。信頼されているのだなぁ。
しかし作った本人自らも言うように、「ここにいない...」は本当に難しい曲なんだなぁ。
それを舞台上でしっかり歌い上げていたお2人はさすがとしか言いようがない。初演再演の秋山さんといい再再演の田畑さんといい、村杉さんといい。

門司肇さんとヨタロウさんの2人コーナーはMCで打合せを再開したりとぐだぐだながらも(笑)、「タイムクエイクオペレッタ」から「ハレルヤ(@キレイ)」へ、「カミサマの言うとおり(@キレイ)」から「憂いの玉箒」へと流れる歌詞構成は1曲で2度オイシイ。
そこら辺の(なんでキレイでメトロの曲が使われていたのかという)裏話もちょこっと。
初演の時に自分(カミ)が歌うシーンを後回しにして曲を作っていったら、自分の所は結局メトロの曲に歌詞を乗せることになっちゃったようで。
あー、そうなのか。だから『キレイ』に使われているインストにもメトロ曲があるのね。
出兵の楽隊シーンで「俺さま祭り」とか、カスミお嬢様誕生日の舞踏会シーンで「夜に波打つ」とか、初演のハリコナ救出作戦の時の曲とか(曲名なに~?)。
楽隊シーンといえば、今回そこで着ていた衣装のマントを皆本さんとヨタロウさんが羽織ってさまよえる楽隊を歌っていたのが可愛かった。
楽隊役の1人がいらないと言ったからヨタロウさんが貰ってきたとか?
いやん、あのマント可愛い♪(実用性はないかもだけど)
衣装捨てちゃうのもったいないね。でもまぁ1人何着も着替えがあった衣装だから物量的に全て保管したり貰って帰れるわけもなく。『キレイ』の衣装なんてどれもこれも実用性がある訳でもなく(笑)。舞台セットもそうだろうけど、廃棄なのはもったいないけど仕方ないか。

毎回のようにやっている「愚かなる者に降る雨は」は、その時々で歌詞を変えて情勢を憂うという意味でメトロでやってた新聞読みの歌と同じタイプだよね。「I don't wanna losing U」も久しぶりに聴きたいな。

MCではオトコンテツアーの話や、2月末に出演する舞台の話、え?今年ファスビンダーの再演もあるの?
ってか、ご本人もMCで「馬車馬のように働いてる」とおっしゃっておりましたが、本当にオシゴト三昧ですね。
ライヴもちょこちょこやってるし、メトロファルスが盆暮れバンドとか言われていた頃に比べるとここ1-2年の働きっぷりはどうしたことかと思うくらい。
いやまぁ、盆暮れバンドと言われていた頃でも各人いろいろやっていたんだろうとは思いますケド。あの頃はtwitterもFBもなかったしネットも今ほど発達していなかったしね。
何はともあれ、お体にはお気を付けくださいまし。

大阪・京都・名古屋のオトコンテツアーなんて、2月末のお芝居の稽古期間中(しかも短い稽古期間)なのに連日移動しながら3日間連続ライヴとはこれいかに。
舞台とライヴの双方を見込んだスケジュール調整ってどうなってるのーっ?
何故にこんなスケジュールになったのかしらん、とちょっと心配してしまうですよ。
『キレイ』の後にノンストップでこれって若者でもハードだろうに、ましてやヨタロウさん来年赤いちゃんちゃんこ...(汗)。
御身お大事に...。

そしてそんな大変なスケジュールなのにオトコンテツアーも2月末の舞台も予約状況イマイチのようなのがなんとも。
ツアーは間に祝日が1日あるとは言え前後は平日だしね。
私も次の週に常連ビアバーの面々とマウイ島に行く予定がなければツアー全部回りたかったけどさ。金土日とかだったら2ヶ所くらい行けたかもしんないけどさ。さすがに1週間まるっと休む前の週のど真ん中にこれはちょいと無理...。

私のように過去メトロファルス本体しかライヴに行っていなかったという人もオトコンテは1度観たら絶対感動するから、是非そういう人達にも観に行って欲しいなぁ。
んー、もうちょっとそういう人達に伝わるような告知手法をもっと以前から、それこそ告知された頃からどうにか。
などと常々思ってしまうのはそういうマーケティング部門にいたこともあるサガなのかしらん、わたし。
せっかくメトロファルスのサイトがあって各個人の部屋(ページ)もあるんだから、そこで今までやったヨタロウBANDやオトコンテのセットリストやライヴレポとか載せたら往年のメトロファンが気になって来るかもしれないじゃ~ん。
とかね。
いやいや、なにオシゴトモードになってんだわたし(笑)。

ヨタロウPresents
東京流れ者会Vol.21「カミのヨスガ」

ここ数年はMETROFARCEの公式サイトがトップページくらいしか更新されないからなー。
前はライヴの告知とか報告も公式さんがアップしてくれて、ライヴのフライヤーとか後日セットリストが載ったりもして、行けなくても活動が分かって良かったんだけど。
まぁメトロ自体が現在凍結中だし、メンバーも表立って活動しているのはヨタロウさんくらいで、時々メリィさんが他でサポートされているのが分かるくらいだもんねぇ。
それでもやっぱり本家情報発信元なので、できればもうちょっと更新されるといいのにな。
メルマガは届くけど、やっぱりこうやって(↑)リンク貼りたいじゃん。
せっかくサイトがあるんだからもったいない。

まぁそれはさておき。
今年もありました、ヨタロウさんのお誕生日イベント東流会こと「東京流れ者会」。

去年は1月のメトロファルス一時解凍ライヴで2月後半にやるという告知を聞いた時には既にその日に出張が入っていて涙を飲んだのだけど、今年の東流会は日曜日で何事もなく無事に行くことが出来たよ!

日曜日でスタートが18:30と早かったからか、多少押して始まったけれど終了も早く22時頃には終幕。
 岡大介
 福岡史朗with松平賢一
 川上史津子
 白崎映美
 Safi
 ヨタロウBAND  (全て敬称略)

昨年のヨタロウBANDワンマンにゲスト参加された岡大介さんが再び登場。
「ライオンメリー」というアルバムを出していらっしゃる福岡史朗さん。
女優で歌人の「えろきゅん短歌朗読」の川上史津子さん。
メトロファルスの頃からお馴染み、白崎映美さんに、飛び入りSafiさん。
最後の最後に本当に当日飛び入り(?)片岡正二郎さんまで。
いやぁ、盛り沢山の3時間半でしたね。

去年はベチコさんが沢山持ち回りで出ていらしたようですが(出張で観れてないけど...)、今回は河村博司さんがあれこれ出ていらっしゃいました。
福岡史朗さんと松平賢一さんのパートにも途中で参加され、えろきゅん短歌朗読のパートでもピアノの斎藤トオルさんと一緒に朗読に即興で曲を当てるということも。
ヨタロウBANDでもソロ曲があり、時々息があがっていらしたのがお疲れ様です。

えろきゅん短歌朗読というのは...まぁちょっと個人的には小説部分があんまりにもド直球で直接的すぎて、えろきゅんどころか...。ヨタロウさんも「ド下ネタ」とおっしゃる通りで、えーと...、聴いていてもうどうしたらいいのやら(汗)。挙動不審になっちゃうじゃないですかっ。
Amazon歌集部門1位を獲得したことがあるというお話でしたが、世の女性たちはこういうものを好むのですかっ?!
いやまぁ私もオンナですけれども、エロはいいけど下ネタはちと......。
いや失礼しました。。。。

とまぁ、今回もなかなかに濃い出演者たちでございました。

ヨタロウBANDのオープニングはSafiさんのベリーダンスから始まり、長塚圭史さんの舞台の音楽をやった時にアイドルソングとして作ったという曲をやり、メトロファルスの曲、そして終わったばかりの舞台『キレイ』に出演されていたアンサンブルでアイダ役のエリザベス・マリーさんを迎えて再再演の新曲2曲と「ケガレのテーマ」、アンコールの最後には「宇宙は見えるところまでしかない」。
あ、あとあれだ。時々ライヴでもやる、『キレイ』初演でハリコナ救出に向かう時の曲。らーらーららーらー♪ってヤツ。
再演からは「キグリ軍歌」に入れ替わっちゃったし、初演サントラにも入っていないからいつも曲名分からなくてひっかかるのよ。でもこれも好きだ。
てことは、『キレイ』関係5曲やったってことになるのね。
他の舞台の曲もあり、カバーもあり、河村さんやベチコさんのソロコーナーもありで盛り沢山。
「薔薇...」に「LIMBO島」に、「地大工節」ももうライヴの定番ですね。
そしてなによりも。
『キレイ』とHONZIの話から始まった「風のひと」に泣いた。
この曲って、私が初めてヨタロウさんの歌と歌詞に触れた曲で、ZABADAKの吉良知彦さんプロデュースの『Songs』というコンピレーションアルバムに入っているものなのです。
過去ホーカシャンのライヴで聴いたことがあるとは思うんだけど、その頃の記憶がもう定かではなくリアルでまた聴きたいとずっと思っていた曲。
YouTubeには2013年のシャルキィ・ロマとのライヴ映像が上がっているけどその時は行けなかったし、何年ぶりに生で聴いただろう。
もぅ、うるうるきちゃって途中から本当にハンカチ引っぱり出しちゃったよ。
胸が詰まって暫く何も話せなかった。
これだけでもうこの夜は感無量。

ヨタロウさんのお誕生日イベントは本人が「自分が観たい人を呼ぶ」というコンセプトで司会進行もやっていろいろ大変だと思うのに、観に行った側が胸いっぱいになって帰ってくる。
それでも毎回お祝いに駆けつける芸達者な人たちがいて楽しそうにしているご本人を見ると、ゆるゆるとお誕生日当日じゃなくても、今後も続くといいなぁと思うイベントです。

とにかく1週間前倒しの今年のお誕生日イベント東京流れ者会、おめでとうございます。
2月になったらオトコンテのツアーもあるし、2月末には主演舞台があるというし、昨年からなんだかんだでノンストップな忙しさとお見受けしますが、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
アンコールでキレイのTシャツ姿になられた時に右肩に貼られた湿布が見えて心配になったりしたもんで。
新春シャンソンショー

シャンソン歌手であり、新宿ゴールデン街「ソワレ」や新宿二丁目「Bar星男」のオーナーであり、渋谷「SRABAH東京」のプロデューサーでもある、ソワレさん。
某美容室TRIBEで知り合った造形作家の中村きりんさん繋がりで存じ上げておりましたけれども、なんやかやで歌っている所を拝見するのは初めてでした。
このイベントも以前から知っていたんだけど。

それが今年は楽団のパーカッションでダイクマ(熊谷太輔)さんが関わるとか。
更に出演者を見ると、あれあれあれ...と。
大槻ケンヂは、その昔メトロファルスのライヴにゲストで出ていたよね。
黒色すみれって、その昔テキストサイトで遊んでいる時に仲良くなったおねーさんが確か同郷で同級だって言ってなかったっけ(それこそデビュー前後の頃のオハナシ)。
チャラン・ポ・ランタンは、数年前のタラフ・ドゥ・ハイドゥークス来日のコンサートで▲sと一緒に開演前にロビー演奏してたよなぁ。
って、これは行けと言うことね(笑)。

いやぁ、ソワレさんはトークも楽しい方でした。
出演者の皆さんもそれぞれ濃い味のある方々ばかりで。
みんな魅せますなぁ。
チャランポのヴォーカルももちゃんの表現力もすごいことになってた。
それにしても、シャンソンって切ねぇなぁ。
胸にくるぜ。

ソワレ

中村きりん
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プロフィール

小田蘭
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