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東北6県ろ~るショー!! 夏のぜんぶのせフェスティバル!!

これも観たかった1つ。
全部のせってことでバンドはもとよりフラフープに獅子舞に人形使いに東北芸能あれもこれもの盛り沢山!
ゲストにZABADAKの吉良さんも出るぞ、ってことでやっとタイミング合って観に行くことができました。

でもねー、平日なのに開場が17時半でスタートが18時半。
オープンの時間からロビーで何かやっていて、18時半からはラウンジでも出演者たちそれぞれのユニットがなにかしらやっていて、ショーの開幕は19時だという。
なんとかかんとか19時のショーには間に合いました。

WWWのフロアは階段状になっていて、それぞれの段に手すりが付いているから見やすくていいね。
ショーのスタートはフロアの両端の階段を秋田の盆踊りの人達による練り歩きから。
白崎映美さんはライヴ中にステージを降りてフロア中央の段差を登りながら音響卓の前まで来るし、ごちゃまぜで楽しいお祭りのようなライヴでした。
さすが総勢50余名。
全員出てくると袖にハケていく時に詰まっちゃって大変そうでしたね(笑)。
終演後はステージにいた演奏者さんたち自らロビーで物販売っていらっしゃって、外に出るのも結構な混雑っぷり。
大盛況なのはいいことだ。
是非とも今年の紅白は福島の仮設からの中継で!!
(仮説は早いとこなくしたいんだけど、とMCでおっしゃっていたのは小峰公子さんだったっけか)
歌舞伎NEXT『阿弖流為』

わたくし、2002年の劇団☆新感線でやった『アテルイ』を観ておりましてですね。

立烏帽子が西牟田さんだったんだよねぇ。
↑個人的に好きな役者さん。

今回それが歌舞伎として再演されるというのでチケット取って行ってきました!
いやしかし、平日でも11:30からと16:30からという上演時間帯で休演日はないし、こういう所からしてもう歌舞伎ですよ。
これだから歌舞伎って平日勤め人にはなかなか行きづらかったりするんだよね(汗)。
だってこの時間では平日オシゴト帰りに行ける訳がない。
土日は混むから取りづらい。
でしょ。
しかも1等席が16,500円! 桟敷席は17,500円!
まぁ、なんとか休日のチケットが取れました。
金額にひよって3階A席にしてしまいましたケドね。。。。
両花道は観えなかったけど、まぁしかたない。
去年の赤坂ACTシアターでのラストフラワーズが2F席最後列で本当に舞台上の役者さんが小さかったことを思えば、新橋演舞場の3F席はステージまで近くていいわ。

んで、この『阿弖流為』は歌舞伎NEXTと銘打たれておりまして。
『アテルイ』がどんだけ歌舞伎になるのか楽しみにしていました。

結果、観て思ったことは、歌舞伎NEXT『阿弖流為』は思ってた以上に新感線だった。
って、作演が新感線なんだから当たり前か。
笑いも多少残って音楽もアクションも新感線テイストで、でも歌舞伎の役者さんで附けが入ると一気に歌舞伎寄りになる。
ドラムと附けの共演カッコええ。
カーテンコールでは奏者さん達も出てきてくれたのがまた嬉し。
ギターは岡崎司さん(スマイリー)だし、ドラムは岡部亘さん(ブラッキー)だ。
11月のおかげ様ブラザーズのライブが楽しみ!

そんでメインの3人はもとより、蛮甲の亀蔵さん!
こういう役があるのがまさに新感線なんだけど、クマ子との絡みやらなにやらオイシイ所を持ってってくれるわぁ。
コクーン歌舞伎の三人吉三と被る出演者も多くて、阿弖流為観てたらまた三人吉三も観たくなっちゃった。
東劇でまだやってるから終わるまでにもう1回行こうかな。

歌舞伎なのかと言われれば、確かに新しい歌舞伎なんだろう。
新感線でいのうえ歌舞伎をずっと見てきた小田蘭としては、いのうえ歌舞伎よりは歌舞伎寄り、新感線テイストの残った歌舞伎、って感じかなぁ。

古典と新作で演目が違うから一概に比べるのはいけないんだろうけど、個人的には三味線や附けがしっかりはいった『阿弖流為』よりも、下座音楽を廃していたコクーン歌舞伎『三人吉三』の方が歌舞伎っぽかったと思う。
あれも相当古典の歌舞伎からは離れているのだろうけれどもね。
そしてシネマ歌舞伎『コクーン歌舞伎 三人吉三』は、舞台のコクーン歌舞伎『三人吉三』とはまた別作品だと思ってる。
コクーン歌舞伎の『三人吉三』を観た人がシネマ歌舞伎『コクーン歌舞伎 三人吉三』を観ると、舞台では見えなかった細かい小物や表情が見えるからカットされてた部分は脳内補完されて観たい(聴きたい)所がよりクローズアップされていいのだけれど、舞台を観ていなかった人が観るとカットされた部分や繋ぎの微妙な所が気になっちゃわないかな...と思ったりしましたです。
空中キャバレー

2011年から2年に1度、まつもと市民芸術館で開催されている『空中キャバレー』。
おもしろいという話は目にしていたのでこちらも3日前くらいに急遽チケット取って行ってきました。
土日祝日の開演が14時からだったので高速バスや特急で日帰り可能なのが有難い。
今回は往路は高速バスで、復路はJRであずさを使って日帰り観劇。

芸術館の搬入口が今回の受付口ってのもおもしろいね。
開演は14時だけれど、13時半の開場時間から既に出演者は入口付近や本ステージ手前のマルシェ空間に散らばってあちらこちらでパフォーマンスが始まってます。
ミュージシャンは動きながら音楽を奏で、マルシェのステージでも演奏し、サーカスの人達は芸をしながら練り歩き、奥の一角では上空からのロープパフォーマンスもあり、マルシェ内では県内の名産ジュースをこの日のパッケージで売っていたり、パン屋さんや花屋さんや小物もあれこれ販売中。
受付周りにも物販があり、飲食販売コーナーも入口とマルシェの奥に設置されていた。
14時になるとミュージシャン練り歩きの後に続いて観客全員が列になってステージに入場。
芸術館の主ホールがメイン会場として使われていて、マルシェは上手の舞台袖なんだろうな。
こういう特設会場にしてしまえるまつもと市民芸術館って素晴らしい!

メイン会場には階段状の客席も作られているのだけれど、そちらは「人生に疲れた人用」だそうで、私は丸く円が書かれたステージに直接体育座りで観てましたよ(笑)。
まず階段状の客席の正面に設えられたミュージシャンたちのステージでの演奏。
cobaさんともう1人のアコーディオン奏者は階段状の客席まで移動して掛け合い演奏。
そして出演者たちの誘導でみんなで輪になって回る回る。
その後床に書かれた丸い円を囲むようにして座り、芝居とサーカスが始まる。
いやぁ、参加型楽しいね!

20分の休憩中も受付に出来た特設ステージでミニ舞台が催され、休憩っていうか、これ休憩じゃないよね(笑)。
出演者は13時半の開場から17時の終演までずーっと何かしらやっているし、観客もそれにつられて休憩中もあちらこちらで楽しめる。
cobaさん特製カクテルを本人が作って販売していたりもして、休憩の最後に人がいなくなった隙に1杯頼んで軽くお話させていただきました。
気さくにお声かけいただいて嬉しかったなぁ。

2部はどちらかというと芝居要素が多めだったけれど、それでもサーカスの花形空中ブランコのは1つのブランコに1人だったり2人だったりハイヒールだったり、と見どころ満載。
最後はやっぱりミュージシャンの先導でメイン会場をぞろぞろと出て行って終幕という。

これ、噂通り本当に楽しい♪
また2年後にやるなら今度は誰か誘って一緒に行きたいな。
複数でわいわい見るのが楽しいやつだ、これは。
椿組
贋作・幕末太陽傳

新宿の花園神社にテントを立てて野外劇を上演している椿組。
そういうことをやっている、という話だけは聞いたことがあって興味を持ってはいたのだけれど観たことはなく。
9月に『幕末太陽傳』が舞台化される、その音楽を担当するのが伊藤ヨタロウさん、いう情報が出たので調べていたらちょうど花園神社の野外劇で今まさに上演しているのが『贋作・幕末太陽傳』だというので、これはなんてぇタイミングなんだい、と観に行ってきました。
ようやっと脱水症状も落ち着いてきた所で。
いや、落ち着いたばかりというのに真夏の蒸し暑い時に夜公演とはいえ野外でしょ。
バカなのわたし?
とはちらっと思いましたけれどもね。

まぁ、でも幕末太陽傳なのは劇中で撮っている映画の話で、それもどんどん話がおかしくなってどこが幕末太陽傳なんじゃ、ってお芝居でした。
それでも随所にそのエッセンスは散りばめられ、映画に関わる人達の時間軸も時空もいったりきたりの総勢40名の群像劇。
休憩10分込みの2時間40分という長丁場でしたが飽きずに最後まで魅せてくれるすごさよ。
野外と言えどもテントで屋根があるので雨でも大丈夫。
野外なのに(だからこそ?)自由自在に変化していく舞台セット。
開演前や休憩中には冷たいビールやお茶のボトルやアイス最中の売り歩きもあり、そのアイス最中が劇中でも出てくるアイテムだったり、役者さんたちが自由席の人達の誘導案内をやっていたり、小劇場っぽさの漂うなかなかにおもしろい空間でした。
終演後には先ほどまで舞台だった場所で役者さんと一緒に無料の打ち上げに参加できたりってのもいい趣向ですなぁ(飲み物は先ほどまで売り歩いていたビールってのが(笑))。
もっとも私は脱水の病み上がりだったし知っている人もいないのでそそくさと帰ってきてしまいましたが。

過去作品を見ると『天保十二年のシェイクスピア』なんかもやっていたようで、いろいろオマージュというかそういうネタを扱ったりと面白そうではあるので、また来年も来てみようかなぁ。
シネマ歌舞伎『三人吉三』

ちょうど1年前、2014年6月に渋谷のコクーンで上演され、7月には松本芸術劇場でも上演されたコクーン歌舞伎『三人吉三』。
それが映画になるということで前売り券を買ってわくわくしながら待ってました!
その時のブログはこちら

上映初日がバッチリナイルグループフェスの日程に重なっていたし、東劇以外の上映館での上映期間はたいていの所が3週間で1日の上映回数も多くないからどこで行こうかと考えて、コクーンと同じ場所にあるル・シネマでもやるというからやっぱりそこかな~...と思っていたら夜間上映時間は最初の1週間だけだったという(汗)。
昼間時間の上映じゃあ平日オシゴト帰りに観に行けないじゃん!
ってなことで、慌てて複数回の上映がある東劇で観てきたのでありますよ。

うん、シネマ歌舞伎『三人吉三』は映画だった!
多方向から撮影された映像で構成され、映像を重ねたり、静止画を挟んだり。
劇場での観劇では見えなかった細かい表情までしっかり見れるのが映像のいい所。
舞台を観ていただけに、あぁそこをカットするんだとかも思いつつ、舞台とはまた違う『三人吉三』の世界がありました。
大詰めでたたみかける様に地に響くアフリカンパーカッションとうねるギターと低く流れる声には何度でも震える。
カーテンコールの音楽がエンドロールの最後に使われていたのが個人的にツボ♪
長屋のシーンや、大詰めとカーテンコールで音楽と共に流れてくる声は音楽監督でもある伊藤ヨタロウさんなのですな。
ふふふ。
それを改めて聴きたかったというのもある。にやり。
DVD化されたらめっちゃ嬉しいのになぁ。

そして、シネマ歌舞伎『三人吉三』を観た東劇近くの新橋演舞場では7/5(日)から歌舞伎NEXT『阿弖流為』が始まります。
2002年の初演を観ているので今回も!と思ってこちらもチケット取りました。
ひよって3F席ですが...。
歌舞伎な役者さん達による、でも裏側はアクションや音楽も含めていつもの新感線な方々。

90年代から聴いているバンドの中の人がこういう舞台音楽に関わっているというのもなんだか不思議でおもしろいなぁと。
『三人吉三』はメトロファルスの伊藤ヨタロウさん、『阿弖流為』は新感線の頃からおかげ様ブラザーズのスマイリーつかさこと岡崎司さん。
11月のおかげ様フルコンプ東京も楽しみ♪

コクーン歌舞伎とか歌舞伎NEXTとか、この辺り観ると本家本元の歌舞伎もきちんと観たい気持ちが出てくるので、これは今度そっちも行くしかないかな。
SWANNY ファスビンダー二本立て公演『ゴミ、都市そして死』『猫の首に血』

2年前に日本初上演された『ゴミ、都市そして死』。
今回の再演はもう1つのファスビンダー舞台と共に2本立てだとか。
2本立てのもう1本『猫の首に血』の方は今回がやっぱり日本初上演。

『ゴミ、都市そして死』の初演は紀伊国屋ホールで、上演が近付いて気づいた時にはもう満席で行けなかった記憶がある。
今回はしっかりと予約をして観に行ってきた。
元ナチスのファシストで今は女装の酒場歌手で主人公の娼婦ローマBの父親という、字面だけ見ているとなんだかよく分からない役を伊藤ヨタロウさんが演じるのですよ。
このカオスな配役がもうヨタロウさんだなぁ...というかね(笑)。

世田谷パブリックシアターは3階席まである劇場で、以前何かを観に入ったことはあるけどそうしょっちゅう観に来る場所ではかったので久し振りでした。
紀伊国屋ホールより客席数も増えて劇場も大きくなっての再演。
しかも2本立て。
そして日本にはあまり馴染みのないようなドイツ演劇。
ファスビンダーは映画も撮っているようだけれどそれもあまり知られていないような。
といういろんな要因もあったのか、どうも前売りの伸びがよろしくなかったようで...。
残念だけどここ数年は本当にこういうお芝居関係の集客は二極化しているように感じます。
事実、今回私が観たのは『ゴミ、都市そして死』の千穐楽だったのだけれど、千穐楽だというのに客席の熱量が低かった。
役者さんたちの集客ツイートの甲斐もあってか客席はそれなりに埋まっていたようだったけれど。
カーテンコールも1回のみで、その後も少しは拍手が続いていたけど役者たちが2回目のカーテンコールに出てくることはなくそのまま終わってしまった。
確かに熱狂するような芝居内容ではないけれど、なんというか客席にいて客席側の温度が低かった。
そういうのは舞台上にも伝わるよね。

舞台美術は幻想的だったし照明も綺麗だった。
照明は昨年のコクーン歌舞伎『三人吉三』も担当していた人だ。
あの照明はすごくすごく綺麗だったので今回も楽しみにしていたし、実際すごく綺麗だった。
演出の千木良さんが、やはりコクーンで演っていた『もっと泣いてよフラッパー』の照明が綺麗だったからと指名したのだそうだ(twitter情報)。
舞台の両袖にある普通は黒い袖幕まで白いビニールのような質感の布に替えられていて、同じ質感の上から下がる布と舞台内にある左右の幕にはクリスマスツリーのような電飾が飾られていて、背景には大きな月のオブジェ。
その前にこぢんまりとした部屋のセット。
袖にハケる人達が通ると袖幕がカサカサと乾いた音を立てて、それが若干冷たい印象を受ける照明と相俟って寒々しさを感じさせていたのはいい演出効果だったんじゃないかと個人的には思っている。

冷戦下のドイツ・フランクフルト。
都市でありながら同時に月面上。

ナチスに親を殺されたユダヤ人の金持ちが、元ナチスの将校で今や女装の酒場歌手の娘を買う。
その元ナチスの将校(女装だけど)を演じるのが日本のこの現状を憂えるヨタロウさんだというのもなんの皮肉なのでしょうかね。
その背景に合った幻想的で寒々しい雰囲気のある舞台美術。
歌や踊りを挟みながら寓意的に展開される芝居は社会風刺に富み、時々グサリとささる台詞がある。
私にとって刺さった台詞の1つがローマBの言うこれ。
「真実は痛いもの、嘘だけが生き延びる力を貸してくれる」
うん、痛いんだ。真実ってやつは。

こういう内容の芝居だからなのか、客席ももう少しぎゅうっと空間的に客席どうしが詰まった密度のある劇場の方がよかったんじゃないだろうか。
舞台上で寒々しさが演出されるのはいいけれど、客席まで寒々しくなったらそりゃ悲しいわ。

主演の緒川たまきさんの佇まいはそれはもう美しく。
渚ようこさんの様々に変わる衣装と歌唱はカッコよく。
劇場全体に響く女装の酒場歌手、伊藤ヨタロウさんの歌声に震える。

それでも全体を通して客席の熱量が逃げてしまった感が否めない。
う~ん、もったいない。
劇場選びってのも重要だな。
ただ規模が大きくなればいいってもんでもない。
規模の大小ではなく芝居の内容に合った劇場ってのがあるんだろうと思ってしまった公演でした。

個人的にはホールに響くヨタロウさんの歌声が聴けたのが一番の収穫だったかもしれません。
音楽も好みで、特にカーテンコールに使われた曲が好きで、出演者が順々に出てきて最後に棺に入れられていたローマB役の緒川たまきさんが中から出てくる演出が好きでした。
最後の曲がまた聴きたくて帰りにサントラ買っちゃったもん。
サントラに入っている歌モノは実際に舞台上で歌っていた人ではなかったのが残念だったけれど、追加販売で渚ようこさんの歌う「レザーボーイ」の入ったCDも売っていたのでこちらも購入。
tiwtterでヨタロウさんの歌もあるという情報を見かけたので楽しみにしていたのだけれど、物販の所で書かれていた文言にはそのような記載はなく、帰って聴いてみてもやっぱり「レザーボーイ」しかはいっていなくて残念だった。
...と、そんなことをつぶやいたら渚ようこさんの関連アカウントから連絡をもらってやりとりをして、「そんなことで世界は滅びやしない」が間に合わなかったので...、と送ってもらうことになったのが大層嬉しく有難く。
いやね、こちとら音源発売を待つのとかメトロの頃から慣れっこですから(笑)、あぁやっぱり間に合わなかったんだ~くらいにしか思っていなかったので!!
まさかの本人歌唱ヴァージョンが手に入るなんて思いもしなかったですよ。
嬉しや嬉しや。
早く届かないかな~♪
今回はタイトルなかったねー。
メトロファルスやヨタロウさん関連はタイトル名付けも楽しみの1つだったのでちょっと残念。

それはともかく。
6/10は2月以来、4ヶ月ぶりにヨタロウさんのガッツリLive!
間に沖縄で仲間のライヴに飛び入りしている様子が上がっていたり、5月にチギリホメリwithヨタロウで歌われていらっしゃいましたが、ガッツリたっぷり観れる(聴ける)のは久し振り♪


まずは10日のJIROKICHIから。
この場所はブルースの老舗ライヴハウスということで、天井付近の梁や壁の上部にいろんな人のサインやメッセージやらステージの天井もちょっと低くていかにもって感じ。
フードメニューも多く、時期モノでカキ氷まであってお子様たちに人気だったりしたのもおもしろかったのでありますよ。

「三十数年前のメトロファルス超初期の曲」をやるとかツイートされていたのでワクワク...ってかドキドキでした。
Limbo島以降の新参ファンである小田蘭ですから(笑)。←それでも1996年w
いやでも!
まさかそれが公式音源に収められていない曲とは!!
ヤラレタ~。
オトコンテって本当いろいろやってくれるけど、まさかの未収録曲ですか!
ふぇ~。やってくれるわ、ヨタロウさん。
80年代前半?にリアルでこれらの曲を聴いていた人ってこの日の会場にはいなさそうだったけれど、これヤバイでしょ!
往年のメトロファンとか涙モノじゃないの?
うーわーっ、こういう時こそセトリを!
後からでもいいのでセットリストを上げて周りに周知してほしいっ!
......と思っていたら(twitterでも呟いていたら)、高円寺のライヴ翌日の夜中にメトロファルス公式twitterからセトリが上がった!!
これ、14日の甲府でもやるんだったらみんな来れるといいのに。
もうもう、だから集客には適度な情報公開がね、、、などと中の人でもないのに余計なお世話で思ってしまうじゃないですか。
ホントこういう所もったいないんだから~。

あぁ、ちと取り乱しました(笑)。
未収録曲以外にもいつもの定番曲ももちろんあれやこれやあり、アンコールでは初夏の...いや梅雨か...のこの時期にあの曲を?!
しかも客席のテーブルも使ってキャンドルを灯しながらとか。
もうね、こういう選曲やアレンジや演出やらがね、毎回来たいと思わせてくれるのよ。
もっと上手いこと周知できれば甲府ももっと人が集まるんじゃないのかなぁ。
甲府駅なんて新宿から特急で1時間半くらいだし、在来線でも2時間半で行けるし、高速バスも出ているし。
駅から歩いて行ける桜座で17時スタートなんて関東圏なら十分日帰り可能でしょ。
逢魔が時に桜座でライヴとか雰囲気バッチリじゃない。
桜座の並びにはアウトサイダーブルーイングのブルーパブもあるしね♪ ←って、これはビール好きな小田蘭の個人的趣味(笑)。


続いて14日は甲府の桜座。
ライヴの前に甲府駅周辺をうろうろしていたら戦隊モノの格好をしたご一行様が普通に歩いていて、なんだなんだと目が追いかけてしまったこともありまして。
舞鶴城公園ではまさにその撮影中で、ヨタロウさんのツイートでそれがご当地ヒーロー「甲州戦記 サクライザー」だと知ったのでした。
普通に歩いて移動中とか日曜の城址公園で撮影とか、ご当地ならではでおもしろいなぁ。
そして桜座のある通りに移動して、数件隣にあるアウトサイダー・ブリューイングのブルーパブ「Hops And Herbs」で一杯引っかけてから向かうのです。
カウンターに座ったら先客が渋谷カタラタスのオープン当時に何度か行ったことがあるという方で、しかも旅好きで、カウンターの中にいた人も旅好きで、甲府でキューバに行ったことある人が3人も!!とか旅バナで盛り上がり。
ライヴ後も時間があれば寄ります! と、また戻って飲んだりしたのも楽しうございました。

JIROKICHIは満席だったけれど桜座は満席とはいかず...でもゆったりと観ることができたし、来た人特典(笑)なんかもあり、地方ライヴってやっぱりオイシイよね!
まぁワタクシは特典には参加せず(希望者ツーショット撮影会ww)、そそくさと数件隣に飲みに戻った訳ですが。
あと、高円寺では言っていなかったけど年内オトコンテ音源化&映像化ってマジですかっ!
去年も映像化(DVD)の話ってどこかでしていたと思うのだけど(去年の甲府の後だった「宇田川の乱」でかな?)、今年はメトロファルス35周年とかだし、来年はヨタロウさん赤いなんとかでここ2年ほど日程ハズしていた誕生日ライヴも当日その日にやるといかいうお話も出ておりましたし、それに向けていろいろ動いていらっさるのでしょうかねぇ。
気長に待ちますわよ。←メトロの頃からここポイント(笑)

メトロファルス公式twitterからは10日のも14日のも写真付きでセットリストが上がっていたので、覚書の為にもリンク張って転記しておきます。
twitterは140文字だしタイムラインで日々情報が流れちゃうからね。
セットリストは両日とも同じで、高円寺のセットリスト見て「ええっ?!」ってなった人が甲府に来たとかもありそうだよね。
そしてその甲斐あったよね。
やっぱりある程度の情報公開って大事だよ。
そのサジ加減が難しいとは思うんだけど。

6/10(水)JIROKICHI
6/14(日)桜座

《1部》
1.CRUEL MOMENT
2.儀式
3.地大工節
4.そんなことで世界は滅びやしない
5.愚かなる者に降る雨は
6.拝啓大統領殿
7.Tornado Warning
8.灰の如く

《2部》
1.マラスキーノ伯爵の大快楽園
2.錦絵の都
3.ジュネフィユ
4.夜のポストリュード
5.居候の恋
6.50%JUNCTION
7.薔薇より赤い心臓の歌
8.LIMBO島
9.さまよえる楽隊

《encore》
1.Dom Perignon,Noel,Santa Maria
2.しゃらくせいや
3.米の歌


川村亘平斎のウェブサイト
【クラウドファンディング】
影絵師・川村亘平斎と音楽家・田中馨の新しき物語のカタチ 初のDVD化プロジェクト

ガムラン演奏と影絵パフォーマンスを演る「滞空時間」(川村さんのソロプロジェクト)のことは数年前から知っていた。
CDも持ってる。
でもライヴは未見だった。
それが、滞空時間ではないけれど川村さんの影絵と音楽が、行こうと思っているライヴの前日に同じ桜座というハコであるとは!
これはもうタイミングですね。
行くしかない。
ってことで、さっそく桜座に週末2日間の予約を入れて楽しみにしていました♪

全体の天井が高くて階段状の畳敷に座布団の客席、奥行きがあってコヤの空気に広く包まれるような気持ちのいい場所、桜座。
そこに吊るされた白い幕。
最初の音楽パートも川村さんは幕の向こうで影絵となって演奏していたのだけど、このガムラン演奏と歌が思いの外ファンキーで楽しい。
小さい子供が泣いていたり、未就学児が影絵に合わせて動いて騒いで影絵を演じる川村さんが子供たちと掛け合いしたり。
スタート時間も昼過ぎからだったし、桜座の空間が昼下がりの田園風景広がるバリ島あたりの農村のユルい村祭りな雰囲気になっていて、とてものんびりとしたいい時間が流れていた。
演っている途中でも「横から観てもいいよ」と言われていたけど、終演後にも幕の裏手で影絵の種明かしとか質問にフランクに話してくれるのも楽しく、また観に行こうと思うのでした。
いやでも、影絵とガムランの初見が桜座だったのって大満足♪
帰りにはリリースされたDVDとまだ持っていなかった滞空時間のCDも購入いたしましたん。

それにしても。
この日の村祭りみたいな空気感から、翌日のオトコンテではこれまたうって変わって濃密な空間が出来上がるんだろうと思うと桜座の場の力と懐の深さにはまいっちゃうね。
KRYZLER & KOMPANY

再結成ライヴツアーの最終日は武道館!
5/21に初日のかつしかを見てから3週間。
ついにこのツアーもファイナルまでやってきました。
いやぁ、今回は開催場所がら解散コンサートの時のように追っかけはしなかったけど(当時は日帰りできるところはガッツリ行った)、初日と千穐楽を両方観ることができたのは嬉しかった。
初日はやっぱりまだ手探りな所もあったのかなー。
ツアーを回っている間にパワーアップして、しかも解散コンサートのファイナルと同じ武道館ってこともあり、演出もド派手になって曲数も増えてめちゃめちゃ楽しいコンサートでした。
「愛の悲しみ」をやったら「愛のよろこび」もでしょ、って思ったら追加されてたし、「タイスの瞑想曲」もやったっけ?と思って検索して見つけたセットリスト掲載サイトを見ると、ツアーの途中から追加されたっぽいね(http://set-list.net/c36655/)。

いやしかしもう、初日も思ったけど今回は余計に思った!
オープニングの幕が落ちた時からスタンディングしたかったよ!!
でも抑えたよ~。
だけど葉加瀬さんのスタンディング合図はもう2曲前倒しして欲しかったな。
「ヴィーナス・ラブ」は踊るでしょ、ステージでは後ろに映されたシルエット映像だけでなくリアルに女性ダンサーも出てきてノリノリだし、続く「恋は魔術師」も3人のステップあるしさ。
同じ列の人達も19年前の武道館解散コンサートに来ていたらしく、一足早く魔術師のイントロで立ち上がったから思わず一緒に立って踊りはじめちゃった。
後ろの列や隣のブロックでも1人2人とここの2曲で立ちだして、アンコールの「交響曲第5BURN「炎のベートーベン」」ではリアル炎が上がり、金銀テープが飛び舞う!
アリーナで「恒」うちわとか見つけてどこのアイドルコンサートかと思い、はかせんすとかバブルなニホイもありつつ(笑)。
さすが武道館はクラシックな音楽をやるようなホールとは違ってド派手で楽しかったね♪
もちろんクライズラーですから、中盤にはアコースティックな3人編成のパートもあり。
中央に花道が出来てるなー...と思ったら、アコースティックパートはそこにピアノやコントラバスをセットしての演奏となり。
で、クライマックスの盛り上がりでは動ける人はそこまで出てきてノリノリだ!

クライズラーは...というか葉加瀬さんは大阪ノリでMCも楽しいけど、今回はファイナルってこともあってかいつもより長い長い(笑)。
各人に振ったりもしつつ......ってか、恒サマ「フィンランディア」作成の経緯が聞く度に違うんですけど?(笑)
初日は「2015年はシベリウス(フィンランディアの作曲者)生誕150周年でフィンランディアを耳にする機会も多くなるから...」
とか言っていたと思ったのに、
クライズラーのサイトでは「新譜で新録になる過去曲2曲を撮り終えた後の打ち上げ会場のレストランでBGMにフィンランディアがかかっていて、その場でこれやりたいと言って帰ってからアレンジした」って...(http://kryzler-and-kompany.com/interview.html#id361
でもってファイナルのこの日のMCでは「フィンランドに行った時に聴いてクライズラーでやってみたいと思ったけど、その時は解散した後だったから今回のこの機会でやってみようと」
って、恒サマったら。
たぶんどれも本当で部分部分を1つずつだけ取り出して話しているんだろうな。
解散後にフィンランドで聴いた時にやりたいって思ったことも真実で、それを去年復活の話がでた時に2015年はシベリウス生誕150周年だからちょうどいいかもと思ったことも本当で、それを皆で集まった時にポロリと話した時にはまだアレンジは出来ていなかったけどイメージだけは頭の中にあった、ということではないんだろうか。
と、勝手に想像する小田蘭であった。

コンサート後半は私もヘドバン気味にノリノリで踊っておりましたけれども、葉加瀬さんが女性ダンサーと一緒にステップ踏んで踊るのみならず、往時のコンサートと同じように3人でステップ踏んでいるのがまた観れて嬉しい!
そしてなにより、初日よりも更にますますキレッキレに踊る恒サマ!
今年50の大台に乗ったとはとても思えませんよ(笑)。
いや最近の50歳はめっちゃ若いけどもね。
もう目が釘付け!
竹下さんも渋くなってカッコイイけど、やっぱ相変わらずの飄々としたMCや雰囲気の恒サマ好きだわ~。
学生の頃から服装も自分でアレンジしちゃうと言い、ピンクのスーツとか葉加瀬さんが言うのを聞いてそんなんが似合うなんてアッキー(O.L.H.)か古田新太かいっ! いや、恒サマなら充分似合うな、と心の中でツッコミしてしまったじゃないですか(笑)。

今日で終わりではない、という意味の葉加瀬さんの言葉を胸に、次に会える時を待ってるよクライズラー!


セットリスト付きコンサートレポート
キャラメルボックス
『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』

初演で大泣きに泣いたカレッジ。
それが個人的に好きな女優さんである西牟田さんを迎えてやるなんて!
ってことでさっそくチケット確保。
しかも30周年の特典で昔からサポーターズクラブに入っている人にはDVDの特典付きチケットなんてものまである。
震災以降のキャラメルは本当に出し惜しみせずにあれもこれも突っ走っているね。
これは震災以降、劇団としての姿勢が変わったからだということだけど(いつ何があるか分からないんだから、機を待つよりやりたいことからやっていこう)、時に振り落とされそうになりつつも要所要所でこちらも気になる所は押さえていきますよ!

いやー、今回も泣かされたわ、カレッジ。
泣くの分かっているから昨日に引き続き、すっぴんメガネで。
始まる前からハンカチ常備!
初演の時は最後にどわーっとキたんだけど、今回は要所要所で泣けてくる~。
高梨家族のストーリーと、鉄平&あやめ&菊川のストーリー、それぞれに泣けて後半2つの話が交差していく展開に更に泣ける!!
はー...。
泣きたい時にはこれ(カレッジ・オブ・ザ・ウィンド)とおばあちゃん(広くて素敵な宇宙じゃないか)だな~。
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小田蘭
旅と写真と音楽と食べることとetc.
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