観る(ライブ・舞台・映画・等)の最近のブログ記事

殿様ランチ

いくつかの要因が重なって観に行こうと思い立って年明けにチケットを予約して行ってまいりました。
まず、新宿眼科画廊での上演ということ。
そして、2月末~3月頭に行く予定のお芝居にこちらの作・演出・役者の板垣雄亮さんが出演されるということ。

もともと新宿眼科画廊はオーナーとは原宿にあった某美容室で知り合って以降の繋がりで、美容室が原宿から千葉県に移転した後も偶然お会いしたこともあり、展示や旅関係で繋がっていた方が眼科で展示していた時に観に行ったこともあり。
新宿眼科画廊はそうしょっちゅう行く訳ではないけれど常々気になる場所ではありました。
その後パフォーマンススペースが出来て演劇作品を上演していたのも知っていたけど、実はお芝居を観に行ったことはなくて、そのうち行きたいと思ってはいたところに殿様ランチ。
あ、これは今が行く時だ、と(笑)。

殿様ランチも名前だけは知っていたけど未見でして、今年はちょっと昔に戻ってこういう小劇団系もちょこちょこ観に行こうかなと。
もー、だってね。
ベリーのレッスンしてショーも観に行きたいしたまには踊る機会もあると嬉しい。
音楽ライヴもお芝居も観に行きたい。
飲みにも行きたいし旅にも出たい。
なんて、平日フルタイムで会社員として働いていたらなかなか限られてしまうから、その都度それらの比重を変えながらやっていかないと。

おっと、話が逸れた。

そんなんで行ってきた今回の公演は、AチームBチームに分かれてそれぞれ短編を3本、合計6本上演するというもの。
残念なことに上演日程とスケジュールでAB両チームを観に行くことは叶わず、Bチームのみ観に行ってきました。
3本の上演で約1時間半弱。
1本30分に満たないお芝居で、基本は会話劇なのかな。
ハデなアクションや歌や踊りが入るでなく、淡々と進んでいくこの感じは結構好きだ。
最後にくすりとくる微妙な笑いとかもね。
そうそう、こういう形で魅せてくれる舞台はいいなぁ。

新宿眼科画廊のスペースは小さいながらも見やすい段差もあり、丸椅子やパイプ椅子できゅうきゅうになりながらの観劇でも1時間半程度なら問題なく。
こぢんまりと小奇麗でいいハコでした。
劇団鹿殺し
http://shika564.com/


演出して主演も務める座長が文化庁の新進芸術家海外留学で1年間カナダに行っていて、帰国後初の本格復活公演! ということで観に行ってみました。
去年の春にここの楽隊メンバーが主体となった「楽団鹿殺し」公演は観ていたけれど、本家の舞台は初。
去年も客演が主体となる新作公演があったんだけど、なんというか内容が恐っぽかったのでパスしていたのですよ。
精神的にも物理的にも恐いのや痛いのって苦手なんで。
でもこの復活公演もあらすじを見てるともしかしてそんな感じっぽい??

...と思いつつ観に行きましたらやはり。。。。
あー...ごめんなさい、私ちょっと個人的にこういう痛い内容は苦手でした。

舞台の使い方や、屋根の上でビオラを弾いていたり、楽隊を絡ませてくるのや蝿キャラの人達の動きとか演出的には好きだしおもしろいと思うんだよ。
でもでも、去年もそうだったけど楽隊の音ももうちょっとな感じはやっぱりあるし。
パワーで押し切る的な感じも一部否めない。
それでも去年の音栗毛は、そういうパワーが勢いのあるいい方向に作用していて内容もノスタルジーで楽しかった。
でも今回はちょっと苦しかったわー。
ラストシーンから始まってそこに至るまでの流れだったのだけど、ラストシーンが一家惨殺場面とかもう痛くてごめんなさい!って感じで...。
いや、これはホント、私がそういうのダメだからなんだけど。

本来の鹿殺しのカラーって、やっぱりこういう系なのかな。
音栗毛が異色だった?
恐いのや痛いのは精神的にダメージ受けちゃうから、ほんとごめんなさい。
考えさせられるとか切ないとかそういうのは好きなんだけど、舞台や映画やエンターテイメントは観終わった後の感覚がすごく大事で、わたしはこういうの楽しく観たい派なんだわ、と実感。

そんなこんなを思っていたら、こちらのブログを読んでその部分が明確になりました。
あぁ、同じことを思っている人がいた。

六号通り診療所所長のブログ『劇団鹿殺し「ランドスライドワールド」』
グランド・ブダペスト・ホテル
 http://www.foxmovies.jp/gbh/

年明けの初エンタメはUPLINKでやっていた【見逃した映画特集2014】の1本。
タイミングのいい日時で見たいものがやっていたのでさっそく観に行ってきました。
本当は年末にも1つ、見逃していて観たいものがあったのだけど、日にちと時間が合わなくて行けなかったんだよね。
これは観に行けてよかった。

話も面白かったけど、個人的には映像美術がすごく印象的。
最盛期のホテルの外観の色とか、エレベーターの中の真っ赤な壁とか、そういう色彩感覚がとても好みだ。
静かに、でも次々に展開するミステリーに、映像美にくぎ付けになって観ていた。
青山陽一 the BM's

こちらもtwitterから流れてきた情報で、KILLINGのピートさん(時々メトロファルスのサポート)とキリンジの田村玄一さん(元メトロファルスのメンバー、他いろいろ)も出るというのでまたもや「これは!!」と(笑)。
ライヴや演劇は生モノだからね。
思った時に行っておかないと。

えー、そんなことを思って取っていたのですが、玄さんインフルエンザのため欠席という残念な当日でございました。
まぁインフル仕方ないよね。
あれは熱が下がっても発症してから1週間くらいはおとなしくしていないと周りにうつしちゃう可能性あるしね。
当日はステージでもさんざん話題に上がってました(笑)。
いやぁホント残念。
また別な機会に観たいものです。

そんな玄さんのいないライヴでしたが、ライヴ自体は楽しく堪能してきました。
カバー曲も適度にやりつつ、ゆるりといい雰囲気で。
踊れるハードなライヴも好きだけど、こういうゆるりとしたのも最近好み。
岡崎司

秋くらいに司さんがtwitterで「ライヴもそのうち」みたいなことをつぶやいていらしたのですよね。
どなたかへのメンションRTだったのですが、それに反応して思わず「ライヴ是非!パワステの頃から東京でおかげ様観てました♪」と@で送ったら「長きに渡りのご愛顧ありがとうございます」とお返事いただきまして。
そうよね、やっぱパワステの頃からって長いよね~(苦笑)。
そんなこんなの暫く後でのライヴ告知だったものだから、これは行かねば。いや行きたい! と、木曜でベリーのレッスンあるのにチケット取ってしまいました。
年に1回あるかないかのライヴですから。

そうして先日の鞴座でも鉄心さんから「司さんのライヴにも行くんですか」と言われて「はい」と答えていたワタクシ。
先月KILLINGや先日ヨルジュ・ヨルダシュがやったのと同じハコでのライヴに行ってまいりましたん。

オシゴト終わって向かった電車が遅れていて、余裕を持って行けるはずだったのに焦ったけれどなんとか席に座れました。
パイプ椅子と丸椅子がずらりと並んで満席状態だった所、更に追加で丸椅子出てきてさすがと思ったり。
司さんが一緒にやっている人たちを呼んで盛り沢山の3時間近くを楽しんでまいりました。

最初にインストバンド、続いて劇団☆新感線でご一緒したことのあるヴォーカルさんを2人呼んで2バンド、合計3バンドの対バン形式とおっしゃっておりましたが、演奏の4名は全てインストバンドの方々だったので間に休憩を少し挟んだとは言え出ずっぱりでした。
どのバンドも違うパターンで面白かった。
やっぱり新感線ファンが多かったのか冠さんが出てきたら大盛り上がりですごかったわー、ヘビメタのシャウトとか。
しかし五右衛門ロックとかすごい久しぶりに聴いた。
アガるね。

個人的に嬉しかったのは、所々でおかげ様の話が出てきたりとかその頃の曲をやってくれたりとか。
アディオス後の司さんのMCで寒くなったあたりとか(笑)。
ええ、ワタクシそれこそ20年以上前からおかげ様ブラザーズのライヴ行ってますから!
懐かしくも嬉しいクリスマスの夜でございました。
またライヴやってほしいものです。
おかげ様もまたそろそろ東京で是非に。
キャラメルボックス

久し振りにキャラメルボックス。
"おじいちゃん"だというので行かねば! とチケット確保。
キャラメルはスタートダッシュで最近気合い入れなくても取れるようになっているのが個人的には有難い。でもきっと劇団的にはあまりよろしくないのだろう(汗)。

キャラメルのお芝居は今は無き新宿のシアターアプルで演り始めた頃から観ているけど、ここ数年ちょっとご無沙汰でした。
ZABADAKもそれと並行して(キャラメルを観る以前から)好きだった。
なもんだから、キャラメルのお芝居の選曲にZABADAKの音楽が使われ始めた頃はすごく驚いて、まぁ確かに世界感は合うんだよね、とか思ったりもしたもんですわ。

そして今回の演目「ブリザードミュージック」。
この作品は私、ZABADAKが音楽を担当する前の再演と、ガッツリ組んで曲を作っていた再々演の両方観たことありまして、ZABADAKが音楽をやった時のサントラCDも持ってる。
それがなんと、今回は前の再々演から13年ぶりの4回目、当然音楽はZABADAKで、というね。
いやぁ、名作だなぁ。

キャラメルのお芝居はよく観に行っていたお友達との間ではタイトルや役者さんの名前を略して話をしたりしていて、この「ブリザードミュージック」は『おじいちゃん』、「広くて素敵な宇宙じゃないか」は『おばあちゃん』という風に呼んでおりまして。
今回演目が出た時に「西川さんの『おじいちゃん』か! こりゃ久々に行くかな~」と思った小田蘭なのでありました。
ちなみに過去在籍していた上川隆也さんは、私たちの間での通称は「カミカミ」でした(笑)。
なんだか台詞噛んでるみたいで役者さんに対してはどうなのかってぇ通称だよね(汗)。

で、その今回の『おじいちゃん』。
西川さんはご病気されて以降、舞台には何度か立っていたけれど満を持しての『おじいちゃん』で主役復活!
これだけでも涙モノなのに、やっぱりこのおじいちゃんは西川さんでなくちゃだよ。
「クリスマスはジジイが頑張る日だからな」
という台詞でもう...。
うるうるきちゃってヤバかったっす。

以前も見ている再演モノって、分かっていても印象的なシーンでぶわってくる。
『ブリザードミュージック』は前述の「クリスマスはジジイが頑張る日だからな」だし、
『キレイ』ではオープニングとエンディングの曲が流れた瞬間と、最後のカミの「おかえり。よく戻ってきたね」という台詞の声音の変化。←こっちの台詞はぶわっていうよりゾクッだな。
以前の舞台を観ていても「今回のが一番いいかも」と思える作品は幸せだわ。
カウリスマキ
Gypsy Vagabonz

7月のベチコこと磯部舞子さんのお誕生日ライヴに飛び入り出演されたカウリスマキの一部の方。
(あ、その時のはブログ書いてないや)
その黒タンクトップというビジュアルに目を奪われつつも、演奏の音楽が好みだったので一度ライヴに行ってみたいと思っていたのです。
フルメンバーでやることはなかなかないのかな?
今回見つけたこれもトリオ。
対バンのジプシー・ヴァカボンズもサイト観ている限りすごく好みっぽいので、これは行くしかない!

会場はライヴハウスというより、ライヴもやるバーって感じ?
こぢんまりしていて、こういう所だと来ている人達って結構お馴染みさんが多かったりするよね。そんな中にちんまりと座りつつ。
いやー、バンジョーの人の振り切れっぷりがなかなかでした(笑)。
初めて間近でバンジョー演奏聴いたかも? 右手もあんなに自由に動かして弾くもんなんだねー。

どちらも楽しく堪能し、終わったら速攻お店を出て渋谷へ。
いつものお店のバイトくんが今日で最終日だというので、カウンターの中で働く姿を最後に見て声をかけに行ってきました。
ライヴ終わったのも遅かったし(というかスタート時間そのものが遅かったし)、電車が遅れていてお店には1時間くらいしかいられなかったけど、お疲れ様でしたー!
CABBAGE & BURDOCK

初めて聴きに来たジャズフェスの時と同じ場所で、今度はしっかりワンマンライヴ。
ジャズフェスの時も思ったけど、なんでタイ料理屋さんなんだろう? とやっぱり不思議に思いながら向かいました。
お店の人がこういうの好きなのかなぁ。
タイ料理をいただきつつ2部制でジプシー・ジャズを堪能。

やっぱ sing sing sing 好きだわー。
以前も飛行機の中で聴いたアルバムで sing 演奏しているのがあって、それがまたよかったもんだからアルバム名メモって後から買っちゃったこともあるもんね(これ→http://mudanigenki.seesaa.net/article/382468976.html)。

曲の間に各自のソロや別な曲に移ってまた元の曲に戻ってくる曲構成もやっぱ楽しい。
メトロでも毎回最後の方でよくやるけど、こういう構成ってジャズ的なんだな。
今回は立ち上げのお2人の出身地である所沢愛あふれる歌...ってか歌詞があり、西武ライオンズの応援歌なんかもはさみつつ(笑)。

いやぁ、楽しいライヴでした。
次は四日市とか?
しかもおでん屋とか?
それがレコ発ライヴになるって?
さっすが「ジプシーサービスバンド」(笑)。
関東ではレコ発やらないのー?
また東京でライヴあったら行こうっと。

そういえばお店に入った時にもらったフライヤーに、1月にまたこのお店で別なマヌーシュジャズのライヴがあるってあったんだけど定期的にライヴやってるのかしらん、ここのタイ料理屋さん。
しかもアジア音楽じゃなくてジャズってのがまた。
おもしろそうだから予定空いていたらまた来てみようかな。

んで、あまり聴きなれない「マヌーシュ・ジャズ」という単語。
こんなサイトがありました。
  マヌーシュジャズ for JAPAN

「国内ARTIST」の欄に CABBAGE & BURDOCK が載ってる。
でもって、来週行こうと思っているライヴの出演バンドも載ってる(Gypsy Vagabonz)。
え? ▲s も?!
いやまぁ、▲s も一応(?)ロマ系だし、メンバーが変わってダラブッカいなくなって残念だなー、と思っていたけど。そっか、マヌーシュジャズにカテゴライズされるのか。
なにしろおかしい人達だったけど、新生▲s も今度観に行こう。
ヨルジュ・ヨルダシュ

トルコ語で「旅」にまつわる単語を重ねたユニット名。
バイオリンの太田惠資さんがリーダーのユニットで、メンバーはギターに今堀恒雄さん、パーカッションに岡部洋一さん。
即興を主とするジャムバンドというのがまたそそるじゃないですか。

この間 KILLING FLOOR で行ったライヴハウスでやるというのを見つけて、やっぱり「これは!」とチケット取っちゃいました。
太田さんのお名前はZABADAK周辺でよくお見かけしていて、実際にそういう人達と一緒の演奏で聞いたこともあるはずなんだけど、メインでの演奏を聴いたことがなかったので気になっていたのです。
そうしたら今堀さんと一緒にジャムバンドやってるなんて!
やっぱり結局繋がっていく(何がとはもう言わないw)。

チケットには19時半スタートと表示されていたので慌てて向かったらライヴハウス前の道で今堀さんとすれ違い、「あれ?スタート何時?」と会場前の看板を見たら20時スタートだったという。
最初から聴けて良かったです。

やー、ヨルジュ・ヨルダシュ良かった。
休憩をはさんで1部2部とあったのだけど、それぞれ50分程ステージにいる間は3人で何かしら音を出していて、それぞれがメインの音が入れ替わりながら、曲調が変わりながら、様々に変化していく。
今堀さんのギターがすごいのはオトコンテでも充分存じ上げておりましたが、初めて観るパーカッションの岡部さんもすごっ!
足でシンバルのリズムを刻みつつ、片手でカホンを叩き、片手でスティックを操るとか初めて見た。
いやぁ、3人共がすごい人達でした。

2部では「西の風、晴れ」との声をミニ拡声器で間にはさみ、あぁ今日は真珠湾攻撃の...開戦の日だったのですね。
そしてアンコールではエノケンを歌う太田さん。
何十年も前の歌なのに、今の時代でも違和感ない内容だなんて。
こんな歴史は繰り返したくない。
お友達がバイオリンで参加しているヤマハ音楽教室の演奏会を聴きに横浜まで。
大人になってから楽器演奏を始めた人たちが集うオーケストラのようだけど、やっぱりこうやって定期的に発表の場があるというのはなんであれ嬉しいよね。

指揮の先生がMCで「なかなか場所が取れなくて、前回から1年半開いてしまいました」とお話されていました。
そーか、前回聴きに来たのってそんな前だったっけ。
確かにこんなに寒い時期ではなかった記憶があるわ。
今回は時節柄クリスマスソングなんかもやったりして、休日のいい昼下がりでございました。
28  29  30  31  32  33  34  35  36  37  38

プロフィール

小田蘭
旅と写真と音楽と食べることとetc.
日常の記録をブログにて
旅のサイト時遊空館はこちらから
小田蘭へのメールはこちらから

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち観る(ライブ・舞台・映画・等)カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは美容・ファッション・健康です。

次のカテゴリは観る(美術館・博物館・写真展・等)です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.9.1